日立造船 中国・蘇州で新工場竣工

2014年03月05日

ゴムタイムス社

 Hitz日立造船は3月4日、中国・蘇州に建設していた工場が竣工したと発表した。
 同社は台湾の均豪精密工業股份有限公司(以下GPM)の中国子会社である均強機械(蘇州)有限公司と中国合弁会社・日立造船均豪精密系統科技(蘇州)有限公司(以下HGTC)を設立し、精密機械事業を展開してきた。
 今回完成した工場はHGTCの所有で、中国江蘇省蘇州市に所在。製造機種はプラスチック成形システム機械、医薬製袋充填機。工場面積は1572㎡。主要設備は5t天井クレーン3基、機械加工機器(旋盤等)。
 現在、中国では液晶パネルや太陽電池関連メーカーの設備投資案件が多く、今後も堅調に推移すると見込まれている。HGTCは、光学系フィルム成形システム機械や太陽電池用シート成形システム機械を中心に営業活動を行ってきたが、現地に工場を建設することにより、中国現地化を進め、中国顧客の信頼度向上、スピーディーな顧客対応を図るとともに、中国市場のニーズに合わせた製品の販売を進めていく。
 同社は、1995年から中国で事業を展開しているGPMグループと協力し、HGTCを設立し、営業活動を行ってきたことで、中国市場における認知度が向上しており、今回の工場竣工に至ったもの。今後は、価格競争力の向上を図るとともに、日本製と同レベルの性能・品質を持った機械を提供することで、中国市場の事業拡大を図っていくとしている。

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