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取材メモ3 下町ボブスレーと求人難との戦い

2014年02月01日

ゴムタイムス社


 昨年末に厚生労働省が発表した13年11月の有効求人倍率(季節調整値)は1・00倍となり、07年10月以来、実に6年1ヵ月ぶりに1倍台を回復した。一般に求人倍率が高くなれば企業がより多くの労働者を求めており、経済に活気があることの証明になる。ところが、デフレ時代が長引いた影響で技術者の育成にまで手が回らず、巷では深刻な熟練工不足が取りざたされている。また、せっかく就職しても若者が企業に居着かない「早期離職問題」も叫ばれて久しい。
 さらに中小企業では求人しても人材が集まらない「雇用のミスマッチ」が起こり、各企業の経営者は知恵を絞って様々な対策を取っている。
 今年の日本金型工業会東部支部新年懇親会で講演した細貝淳一氏は、東京・大田区で金属の切削加工を手がける㈱マテリアルの代表取締役。初の国産ボブスレーでオリンピック出場を目指して注目を集めた「下町ボブスレー」プロジェクトの推進委員長を務め、創意工夫と行動力に溢れた経営者だ。マスメディアに何度も登場し、時の人となった細貝氏であっても「新卒でいい大学を出た若者は、うちの会社を選んでくれない」と求人に頭を悩ませているという。

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