取材メモ2 塩ビ復権は欧州車がきっかけ

2014年01月27日

ゴムタイムス社

 身近な素材として、広く使用されていたポリ塩化ビニルポリマー(塩ビ)。ところが、1990年代にダイオキシン類の主な発生源として疑われたことから「塩ビバッシング」が発生し、製品はもちろん、工業用品分野でも塩ビ忌避の流れができた。その後、研究が進み、焼却時のダイオキシン発生は、燃焼する物質よりも燃焼条件に依存することが分かった。焼却炉の改良によってダイオキシン類の生成量は劇的に減少し、塩ビの「冤罪」は晴れたかに思われた。しかし、一度貼られたレッテルを剥がすことは容易ではない。

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