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2014年 ベルトの需要動向を占う

2014年01月13日

ゴムタイムス社

ゴムベルト

海外需要不透明で微減の見通し
伝動ベルト 自動車回復も横ばい予測
13年コンベヤ 22年ぶり2万t台に

 2013年のベルト業界を取巻く環境は、昨年前半より自動車産業向け伝動ベルト需要が低迷していたが、コンベヤベルトの需要が堅調で、全体では回復基調となった。2013年度の生産量は前年度の横ばいから微増に転じる見込み。ゴムベルト全体では3万1207トン(前年比101%)で内需は1万9395トン(同101%)、輸出は1万1812トン(同102%)の予想。2013年度は資源国向けの輸出需要と復興需要を含む公共事業に支えられ、3年連続3万トンの大台に乗る見通しだ。
  日本ベルト工業会が発表した2014年度のゴムベルト需要予測によると、ゴムベルト全体で3万660トン(前年実績見込比98%)を見込んでいる。内訳は内需が1万9693トン(同102%)、輸出が1万967トン(同93%)。内需は引き続き微増の見通しだが、輸出は資源国需要の先行きが不透明で、ゴムベルト全体で前年比微減と推測した。

 品目別に見るとコンベヤベルトの2013年度の生産量は2万1トン(同107%)の見込み。コンベヤの生産量が2万トン台に達するのは22年ぶりで、リーマンショック前の2008年比でも105%の予想。内訳は内需が9934トン(同109%)、輸出が1万67トン(同104%)。内需は石炭火力再稼動や復興需要を含む公共事業の増加に支えられた。輸出は旺盛な資源国需要に支えられ1万トンの大台に達する見通し。2014年度の需要予測は1万9357トン(前年比97%)の見込み。内訳は内需が1万110トン(同102%)、輸出が9247トン(同92%)。輸出の減少で全体では5年ぶりに前年割れの予想だが、内需は引き続き公共事業等に支えられ微増と予測した。輸出は資源大手企業が相次いで事業売却や在庫調整等を開始して一時的に需要が落ち込むが、中長期では鉄鋼等の需要は堅調と見ている。海外への生産シフト促進など、予断を許さない面もある。
 一方、伝動ベルトの2013年度の生産量は1万1206トン(同94%)の見込み。内訳は内需が9461トン(同95%)、輸出が1745トン(同89%)。内需・輸出とも前年実績を大幅に下回り、需要の半分を占める自動車関係が海外への生産シフトやHV車の増産などで構造的に減少し前年割れの状況。下期は徐々に自動車生産が増えてきており、前年比97%近くまで回復する見通しだ。一般産業分野の需要はほぼ前年並みの見込み。2014年度の需要予測は1万1303トン(同101%)の見通しで、内訳は内需が9584トン(同101%)、輸出が1719トン(同99%)。前年比微増だがまだ回復基調とは呼べない。昨年上期に比べて自動車生産は増加傾向にあるが、内需は海外への生産シフトなど構造的な減少が続き、前年並みの予測となった。

 14年ゴムベルト需要実績と予測

14年14年ゴムベルト需要予測

 

樹脂ベルト

14年も100万㎡台予測
低価格帯PVCベルトに期待
食品・食品機械向け需要堅調

 樹脂ベルトの2013年度生産量は106万4026㎡(前年比107%)となる見込み。

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