日本ミシュラン ジェイエアのジェット機にタイヤ装着

2013年12月18日

ゴムタイムス社

 日本ミシュランタイヤは18日、ジェイエアが保有するリージョナルジェット機に航空機用ラジアルタイヤ「MICHELIN Air X」が装着されたと発表した。
 同製品が装着されるのは、エンブラエル170型機(76人乗り)14機(2013年12月現在)。ジェイエアが保有するボンバルディアCRJ200型機(50人乗り)9機全てにも既に100%採用されており、これにより同社はジェイエアに航空機用タイヤを供給するメインサプライヤーとなった。
 タイヤの外径の成長を従来よりも抑えることができるNear Zero Growth(NZG)テクノロジーを採用した「MICHELIN Air X」は、一般的なバイアスタイヤよりも軽量化されているため、燃費を大幅に改善する。更に、乗用車用タイヤなどに比べて高内圧で使用される航空機用タイヤは、窒素ガス充填およびオペレーション過程で径などの寸法が成長するが、同テクノロジーはこの成長を抑えることで、タイヤの耐久性を高め、異物による損傷を受けにくくしている。それにより、離着陸回数も増え、メンテナンス費用やそれにかかる時間も低減される。
 ラジアルタイヤのパイオニアである同社が誇る、同テクノロジーを採用した航空機用タイヤの安全性の高さが評価されたと同時に、従来のラジアルタイヤよりも増加した離着陸回数と、メンテナンス費用やそれにかかる時間の低減が評価されたもの。更に、従来のラジアルタイヤよりも重量が低減されたことによる燃費向上と環境負荷低減にも貢献するとしている。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー