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3大専門展にゴム・樹脂企業が集結

2013年11月05日

ゴムタイムス社

中小企業展 販路開拓・業務提携図る

 中小企業のビジネスマッチング促進を目的とした「中小企業総合展」が10月30日~11月1日、東京ビックサイトで開催された。主催は中小企業基盤整備機構。
 同展は、経営革新に取り組む中小・ベンチャー企業が開発した新製品、サービス、技術等を展示・紹介し、販路開拓、業務提携などの実現をサポートする目的で開催。国内の企業団体約400社が出展した他、海外展開を企図する企業へのアドバイスコーナーなどの設置もあり、活況を呈していた。
 ゴム関連企業の展示は以下の通り。
 ◆晃立製作場
 晃立製作場は、同社170の精密技術によるスライス品、加硫接着品、発泡ゴム成形品などの製品と、低硬度ゴム、鉛入りシリコンゴム、低摩擦抵抗ゴムなどの材料を展示していた。同社は2003年、中国大連に子会社を設立以来、中国での生産比率を高め、現在は大連工場を主生産工場に、量産品はもとより少量多品種の生産にも対応している。ゴム材については日本製材料を大連工場に支給している他、品質の向上が著しい台湾製ゴム材を積極的に導入。高品質・低コストを求める顧客の声に十分対応できるとアピールしていた。
 ◆王子ゴム化成
 王子ゴム化成は、シールドトンネル工事の止水剤に用いられる水膨張性ゴムシール材「アクアケル」、駐車場緩衝材「ネオストッパー」などを中心に展示。ブースでは、実際に水に浸けた「アクアケル」が配合の割合により様々な膨張率(最大700%)を示す様子を分かりやすく紹介していた。
 ◆高石工業
 高石工業は、各種工業用ゴムパッキン、昇降いす用パッキン、エアーポンプ用ダイヤフラムなどの主力製品を多数展示していた。
 大阪本社工場のほか兵庫と鳥取に自社工場を持ち、高品質な量産品の一貫生産が可能。顧客の要望を形にして製品をスムーズに提供するため、1個から低コストで試作に応じる柔軟性をアピール。また、ブースでは社員教育と地域貢献の様子が紹介されていた。

産業交流展 優れた技術や製品を紹介

 中小企業による国内最大のトレードショー「第16回産業交流展2013」が10月30日~11月1日、東京ビックサイトで開催された。同展は、主に首都圏の中小企業が持つ優れた技術や製品を一堂に展示し、販路拡大、企業間の連携・情報収集・交換などのビジネスチャンス提供を目的に開催。ゴム関連企業の展示は以下の通り。
 ◇大野ゴム工業
 大野ゴム工業は、主力製品である自由型ホース「シリコーンホース」や「低硬度丸形防振ゴム」などを展示。押し出し成型でシームレス構造である利点を生かし、耐熱、耐薬品性に優れた「シリコーンホース」の特長を紹介していた。
 シリコーン加工品から防振ゴムまで、幅広いラインナップで総合的な企業を目指す同社は、今年8月から「ヒートサイクル加・減圧複合試験機」を導入。ブースに置かれたモニタに、試験機稼働の様子を映し出し、顧客が製品試験を行う必要がないメリットをアピールしていた。
 ◇永進ゴム製作所
 永進ゴムは、天然ゴム、合成ゴム、シリコーンゴムを使用した各種加工製品を展示。顧客の様々なニーズに対応できる技術力を示していた。
 同社の取引先は、医療関係、照明関係、建築関係、スポーツ関係と多岐に渡っているとのこと。「ゴムに関するご相談なんでも承ります」の標語を掲げ、来場者に丁寧に対応していた。
 ◇ダイニチ
 ゴム・樹脂・耐熱材を創造するダイニチは、販路拡大を期して今回ビッグサイトに初出展。各種ゴムシート、成形法により製作されたモールドパッキンなどの製品を紹介していた。
 ブースの中には、同社内コンテストで募集したゆるキャラ「ダイ作くん」を展示。来場者との会話のきっかけ作りに一役買っていた。
 ◇不二パッキング製作所
 粘着テープ、ポリウレタン、フッ素素材、ゴム等のプレス加工を手がける不二パッキング製作所は、同社が得意とするビク型による抜き加工品を中心に展示していた。
 ベニヤ合板に炭素工具鋼鋼材の刃物を埋め込んだビク型による加工は、同社の得意分野。低コストと短納期のメリットを強くアピールしていた。

INCHEM 水関連中心に多様な展示

 アジア最大級の化学・環境エンジニアリング専門展示会「INCHEM TOKYO 2013」が10月30日~11月1日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。化学工業会、日本能率協会の主催。
 ゴム関連企業の展示は以下の通り。
 ◎秋田オイルシール
 秋田オイルシールは、水事業向けの「水配管継手用シール」「水回り関連向けダイヤフラム」「シャワーヘッド」などを出展。
 特に上水道では安全性が重要であることから、使用する場所に応じて配合材料を変え、安全性を確保していることをアピールしていた。
 同社はこれまで自動車関連部品の生産が多かったが、今後は成長産業である水事業で販売を拡大していく考え。
 ◎日本バルカー工業
 日本バルカー工業は「Through Creative Technology~バルカーは独創的技術で産業界の未来に貢献します~」をテーマに、シールやエラストマー、機能性樹脂などの製品を展示。
 シールとエラストマーの新製品として、ほとんどの流体に適用可能な「ユニバーサルハイパーUF300」、高温湿熱環境に対応する「パーフロロエラストマーFFKM」を紹介していた。
 ◎ランクセス
 ランクセスはイオン交換樹脂「レバチット」の新グレードと、日本初公開となる逆浸透膜「レバブレン」を展示した。
 同社はイオン交換樹脂の開発・製造・販売で70年以上の経験がある。今回出展したレバチットは、さらに高純度の水が製造できる新製品。
 またレバブレンは、昨年開発したもので、同社は相互に補完しあう異なる2つの高性能技術により、純粋製造や排水処理などの分野で拡販を図っていく。

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