日本ゼオン 斜め延伸位相差フィルム新工場が完成

2013年11月01日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンは10月31日、福井県敦賀市で建設していた斜め延伸位相差フィルム新工場が完成したと発表した。
 敷地面積は約3万㎡で、生産能力は約1000万㎡/年。
 同社は、世界初の「斜め延伸位相差フィルム」を独自の技術で開発・生産してきており、これまで中小型液晶製品向けの視野角改善や光反射防止フィルムなどに採用が拡大している。今回の能力増強は、今後も需要が拡大する中小型用FPD(フラットパネルディスプレイ)などの市場要求に応えるもので、富山県内の既存の2拠点(高岡市、氷見市)に続く3番目の拠点として福井県敦賀市に新工場を建設した。
 現在、斜め延伸位相差フィルムの生産設備は、富山県の高岡市と氷見市の2工場合計で1500万㎡/年の生産能力を有しているが、新工場の稼働により合計2500万㎡/年の生産能力となる。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー