第16回産業交流展2013が開幕

2013年11月02日

ゴムタイムス社

 中小企業による国内最大のトレードショー「第16回産業交流展2013」が10月30日~11月1日、東京ビックサイトで開催された。主催は東京都、東京商工会議所、東京都商工会議所連合会、東京都商工会連合会、東京都中小企業団体中央会、東京ビッグサイト、東京都中小企業振興公社、東京都立産業技術研究センターの9団体からなる産業交流展2013実行委員会。
 同展は、主に首都圏の中小企業が持つ優れた技術や製品を一堂に展示し、販路拡大、企業間の連携・情報収集・交換などのビジネスチャンス提供を目的に開催。924社・団体が出展する他、起業家パネルディスカッション、ビジネスセミナーなどのイベントが行われた。
 ゴム関連企業の展示は以下の通り。
◆大野ゴム工業
 大野ゴム工業は、主力製品である自由型ホース「シリコーンホース」や「低硬度丸形防振ゴム」などを展示。押し出し成型でシームレス構造である利点を生かし、耐熱、耐薬品性に優れた「シリコーンホース」の特長を紹介していた。
 シリコーン加工品から防振ゴムまで、幅広いラインナップで総合的な企業を目指す同社は、今年8月から「ヒートサイクル加・減圧複合試験機」を導入。ブースに置かれたモニタに、試験機稼働の様子を映し出し、顧客が製品試験を行う必要がないメリットをアピールしていた。
◆永進ゴム製作所
 永進ゴムは、天然ゴム、合成ゴム、シリコーンゴムを使用した各種加工製品を展示。顧客の様々なニーズに対応できる技術力を示していた。
 同社の取引先は、医療関係、照明関係、建築関係、スポーツ関係と多岐に渡っているとのこと。「ゴムに関するご相談なんでも承ります」の標語を掲げ、来場者に丁寧に対応していた。
◆ダイニチ
 ゴム・樹脂・耐熱材を創造するダイニチは、販路拡大を期して今回ビッグサイトに初出展。各種ゴムシート、成形法により製作されたモールドパッキンなどの製品を紹介していた。
 ブースの中には、同社内コンテストで募集したゆるキャラ「ダイ作くん」を展示。来場者との会話のきっかけ作りに一役買っていた。
◆不二パッキング製作所
 粘着テープ、ポリウレタン、フッ素素材、ゴム等のプレス加工を手がける不二パッキング製作所は、同社が得意とするビク型による抜き加工品を中心に展示していた。
 ベニヤ合板に炭素工具鋼鋼材の刃物を埋め込んだビク型による加工は、同社の得意分野。低コストと短納期のメリットを強くアピールしていた。

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