トヨックス、創業50周年迎える ホース 配管をハイブリッド化へ

2013年10月28日

ゴムタイムス社

ホース配管事業 ハイブリッド化へ

 耐圧ホースメーカーのトヨックス(宮村正司社長)は11月1日で創業50周年を迎える。昭和38年の創業以来、トヨックスは独自技術で世の中の役に立つ商品を開発し提供し続けてきた。この記念の節目となる創業50周年を機に今後の新商品及び従来の高機能品も含め、機能・物性を差別化した商品を「ハイブリッド商品」と位置づけることとし、順次ハイブリッド化を実施していくとしている。
 「ハイブリッド商品」とは、同社が長年にわたり積み上げてきた「積層」や「補強」「接続」の各技術を組み合わせて機能性を高め、ユーザーが持っている現場での不満を解消し、要望を満たす役に立てる商品のことである。すでに、ハイブリッド化の実績として「ハイブリッドトヨロン」や「ハイブリッドトヨシリコーン」などが商品化され発売済みである。
 このハイブリッド商品群は、機能性が非常に高く、現場ユーザーへ省エネ、安全、生産効率、作業性、耐久性などを飛躍的に向上させることができる。そのため同社では現場改善ができる最適なホース配管安心セットとして、ユーザーからのさらなる引き合い増や販売増の強力な支援になるものと考えている。
 同社では、独自のホースドクターカーで8000工場以上に訪問し、現場ユーザーの苦情や新たな要望などを数多く聞き、その解決策として現場ユーザーの不安や不満を解消できる商品の開発や最適な用途提案などを行ってきた。その活動の結果、機能品の販売比率が50%を超えるなど、現場ユーザーから非常に高い評価を得ている。今後も現場とのダイレクトなコミュニケーションを通じて生の声を聞き、積極的にハイブリッド化を進めていく。同社では、50年目の新たなスタートとして「機能性を高めるハイブリッド化宣言!」による「ハイブリッド商品」の品揃えをさらに充実させ、多様化する現場ユーザーの苦情や要望に対応できるよう技術提携先の伊・フィット社との共同開発で強化していく。また、「ハイブリッド商品」の品揃えの充実により国内市場だけでなく、経済のグローバル化に対応するためアジアの海外市場でもさらなる販売の強化をし、情報発信の強化なども含めた拡販の販売支援も一層強化していくとしている。

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