住友ゴム工業 チーム・エナセーブ未来プロジェクトを実施

2013年10月28日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は19日、日本ユネスコ協会連盟とともに「チーム・エナセーブ未来プロジェクト」第一弾を山梨県・忍野八海で開催した。
 当日は同社ダンロップタイヤの営業本部消費財部長の橋口高志氏、日本ユネスコ協会連盟事務局長・事務局教育文化事業部部長の寺尾明人氏、忍野ユネスコ協会会長の長田五月氏ら、合計108名(住友ゴム工業、ダンロップタイヤ中央㈱、ダンロップタイヤ関東㈱、忍野ユネスコ協会)が参加した。また同社のスタッドレスタイヤ「WINTER MAXX」のテレビコマーシャルに出演している平井理央さんも参加した。
 同プロジェクトは9月に発表した同社と日本ユネスコ協会連盟とともに発足したプロジェクトであり、同社のチーム・エナセーブ活動を日本国内に拡大するのもので、未来遺産運動のサポートする。
 第1弾は富士山環境保全活動として、6月に世界文化遺産として登録された富士山の構成資産である忍野八海周辺および新名庄川を2班分かれ、さらに4チームに分かれて清掃活動を行った。
 今回のプロジェクト活動を終えて、橋口氏は「実際に川周辺を清掃させていただき、非常にきれいな川でしたが、想像以上に瓶の破片や空き缶などのゴミが多いことに気づかされました。改めて自然保護や環境保護の重要性を実感しています。このプロジェクトを一年で終わるのではなく、継続していきたい」と述べた。
 清掃活動後、忍草コニュニティーセンターで参加者に第1回「「チーム・エナセーブ未来プロジェクト」忍野八海ボランティア活動の冊子を配布し、寺尾氏による世界遺産のレクチャーなども開催するなど、環境保全に対する意識が高まる充実した時間を過ごした。
 今後の計画として、日本全国で失われつつある文化や自然環境の保護を目的とした日本ユネスコ協会連盟の未来遺産運動をサポートし、日本各地で進められている環境保全活動に協力していく形で、来年には全国10ヵ所で展開していく計画となっている。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー