建設機械12年度需要予測、11%増の2兆2419億円の見通し

2011年08月31日

ゴムタイムス社

 日本建設機械工業会は、このほど2012年度の建設機械需要予測をまとめた。

 来年度の出荷額は2兆2419億円、前年同期比11%増と3年連続の増加を予測している。

このうち国内出荷額は同6%増の5572億円と増加。輸出も同12%増の1兆6847億円と国内外ともに3年連続で増加し、過去最高だった07年度を上回る見通し。

 国内は、引き続き震災の復旧・復興のための政府建設投資が増加する見込みであることから、10機種中8機種の増加を予測。上期計では2463億円(同7%増)、下期計では3109億円(同6%増)を予測している。

 輸出は10機種中9機種が前年度を上回り、トンネル機械を除く全機種が増加する見通し。上期計では8102億円(同15%増)、下期計では8745億円(同9%増)を予測。

 11年度実績は、国内外合計で前年度比18%増の2兆0282億円を見込んでおり、2年連続で増加する見通し。

 国内は震災の復旧・復興需要に支えられ、油圧ショベルの前年比41%増加を始め、8機種が増加すると予測。上期計では2308億円(同26%増)、下期計でも2925億円(同23%増)、11年度合計では5233億円(同24%増)となった。

 輸出もアジアを中心とした新興国や資源開発国向けの需要に加え、北米の需要が回復基調にあることから、トラクタの前年比29%増加を始め全10機種が増加すると予測。上期計で7021億円(同17%増)、下期計でも8028億円(同16%増)、11年度合計では1兆5049億円(同16%増)となり、それぞれ2年連続で増加する見通し。


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