ブリヂストン エコピアの森 関を開所

2013年10月04日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは9月28日、「エコピアの森 関」の開所式を、岐阜県関市富之保で行った。開所式には関市長、岐阜県林政部次長らが参列し、同森における今後の森林整備活動の展望や期待について挨拶した後、看板除幕式を行った。
 当日は第1回森林整備活動を実施した。同社従業員やその家族を中心に下草刈りを行い、その後間伐材を使ったコースター作りなどにも挑戦した。
 同社は日本の環境を保全する活動として、間伐などの森林整備を行う「エコピアの森」プロジェクトを日本全国の事業所近隣で実施している。同プロジェクトは、低燃費タイヤ「ECOPIA」の売り上げの一部を森林整備に活用し、顧客とともに、日本の森を守る活動を推進していくという取り組み。今後も同商品の拡がりとともに、全国の当社事業所周辺での森林整備活動を積極的に実施していく。
 「エコピアの森」プロジェクトでは、同タイヤの売り上げの一部を森林整備活動に寄付(新車装着用を除く日本向け「ECOPIA」全商品が対象)し、また、森林整備は、原則、森林組合等の専門家が行い、同社近隣事業所の従業員もボランティアで参加。近隣事業所が主体となって、従業員をはじめ、地域住民や顧客に、森林教室などの自然に親しんでもらえるイベントを実施していく。
 日本の国土の3分の2を占める森林は、近年間伐などの手入れ不足が大きな問題となっている。整備を行わないと、木々が密集して十分な日光が届かず下草が育たないため、表面の肥えた土が雨で流され森林の活力が失われる。適切な整備を行うことで森林の活力を取り戻し、生物多様性の保護、CO2吸収力向上、水質浄化、貯水量増、土砂流出防止など、様々な面で環境保全に貢献することができる。
「エコピアの森 関」では、今後、岐阜県が推進する「企業との協働による森林づくり」制度を活用し、関市富之保八滝地内の森林整備を実施していく予定。

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