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ゴム連合 第9期運動方針を決定

2013年09月23日

ゴムタイムス社




 ゴム連合は9月5~6日の両日、安芸グランドホテル(広島県廿日市市)で第9期定期大会を 開催し、2013年度の運動方針を決定した。
 具体的取り組みは次の通り。
 〈雇用といのちを守る取り組み〉
 ▽雇用確保の取り組み=ゴム産業に集う全ての労働者が誇りを持ち、生きがい働きがいを感じて安心して生活がおくれることを目指して、その基本となる雇用の確保に向けて取り組む。雇用確保のためには各企業の労使が相互信頼をベースに、企業が健全な状況で収益を確保し、 持続的に発展していくことが前提となる。そのためには取り巻く環境を正しく認識するとともに情報を共有化し、自ら主体的に課題を探求し、課題解決の道を見出していくことが大切であり、 こうしたことが企業基盤強化にもつながる。
 ゴム連合は、部門別協議会や地区別協議会とも連携して雇用確保の取り組みを、連合全体で支援していく。
 ▽労使関係の充実=ゴム連合は、健全で良好な労使関係づくりに向けて、ゴム産業労使懇談会の開催をはじめ、各企業・単組に共通する課題について、共に学び、情報交換し相談しあえる関係づくりに向けて一層の取り組み強化を図っていく。
 ▽産業対策の取り組み=将来にわたり、ゴム産業が発展することで、そこで働く労働者が安心して生活を送れる魅力あるゴム産業を目指し、活動の充実化を図る。
 ゴム産業が発展するためには、各単組労使だけでは解決できない課題や問題に産別として取り組むことが不可欠。引き続き、ゴム産業政策の検討を進めると同時に、TPPの動向にも注視し、ゴム関係に関係の深い他産別や日本ゴム工業会と連携を図っていき、政策制度要求の提言に繋がる取り組みを進める。
 ▽安全衛生活動=、ゴム連合に集う全ての人々が安全で健康かつ快適に働くことができ、安心して生活が送れるようにする。不慮の労働災害によって倒れてしまうことは、働く者自身にとっても、その家族や友人、職場の仲間にとっても不幸なことであり、決してあってはならないことである。「安全は全てに優先する」との基本姿勢で、各単組が自ら考え主体的に安全衛生に関する課題改善が図れるよう、情報の収集・共有化、考え方・手段・手法の共有化などを行い、各単組の活動の充実に向けて取り組みを進める。
 〈生活を守る取り組み〉
 ▽賃金制度の整備・確立の取り組み=安定して働きがいを感じられる職場生活を送るために 、労使協議を充実させ、公正な賃金・評価制度の確立に向けた取り組みを推進する。
 ▽賃金と一時金=安定し働きがいを感じられる職場生活を送るために、労使協議を充実させ、公正(男女平等等を含む)で透明性の高い賃金・評価制度を確立させることが重要。賃金制度が確立されていない中小労組に対する制度の整備・確立に向けて取り組んでいく。また、自社がめざすべき賃金水準を設定し、その賃金水準への到達や維持に向け取り組む。取り組みは労使協議を充実させて適正な一致点を見出すことがベースであり、情勢等の認識や基本的なスタンスを示し、各単組が効率的な取り組みができるよう支援を行う。書く単組の主体的な取り組みとして、ゴム産業全体の社会的位置づけの維持向上を目指す。
 ▽退職金=退職後の生活は、公的年金を基礎として退職給付制度や自助努力による個人年金などで営まれており、その生活を安定したものにしていくために、退職給付制度の構築、安定した制度の運用に向けて取り組む。
 ▽高齢化対策=高齢者がいきいきと働ける制度導入と運用を目指す。これは高齢化社会の到来を踏まえて労働力の減少を補完する観点や技術・技能の伝承、人材の育成により産業・企業基盤を強化していく観点からも重要である。
 ▽労働時間=ワークライフバランス(WLB)の観点から、所定内労働時間の水準、有給休暇の取得促進や時間外労働の適正化策など、各単組が主体的に労働条件の確立に向けた活動ができるよう情報展開を行う。
 ▽総合福祉=生活の充実と自己実現を目指す働き方に対応した総合福祉の確立に向け取り組む。
 ▽海外勤務労働条件=海外勤務者とその家族が、経済面だけでなく心身の健康や生活設計の面においても不安なく生きがいのある海外生活を送れることを目指し取り組む。
 〈組織機能の強化〉
 ▽産別機能の強化=産別として今後の経済・産業構造の変化について迅速、かつ的確に捉えていく必要がある。国内での生産動向は多くの課題を抱え、ゴム産業における自動車関連産業への依存度も非常に高いため、これから起こりうる事象に対し自己防衛を図り、盤石な組織体制づくりへの構築と自己完結ができうる組織のサポートをしていく。
 ①各単組が役割を発揮できる組織づくりを推進する②経営状況・経営課題を共有できる労使関係の構築、課題の提言ができる労働組合の組織力と役員の力量アップを図る③的確な情報のもとで、産別と単組が連携し、要求への考え方のサポートを図る。
 ▽社会性を意識した取り組み=企業が法令を遵守し、品質などに関して消費者や取引先を欺くことのないように労働組合としての監視意識を高め、また言うべきことが言える社内の雰囲気、体質づくりに労働組合として参画することは、労働組合の対会社や対組合員への機能をきちんと作用させることにもつながることから、各単組の重点事項として位置づけることに産別としても働きかける。
 ▽連合・他産別との連携=連合や特にゴム産業と関係の深い他産別との意見交換、情報交換を行うことで、ゴム連合内では気づかなかった問題など参考になることが多くある。また、ゴム連合単独で政策制度改善を行うことも重要だが、一方では他産別との共通課題に対する協働の政策制度要求なども重要であり、連合や他産別との連携を図る。
 ▽組織の安定・拡大=現在、労働組合はグループ化や分社化を進める多様な企業運営に対し、様々な対応をしていく状況にある。そのような環境において同じゴム産業で働く仲間を取り込み、裾野を広げる取り組みも重要であり、今期においても組織強化・拡大に向け地協組織と連携を図り進めていく。また、現在連合が進めている1000万人組織拡大に向けた取り組みについて産別としての対応を図っていく。
 さらに、非正規労働者においても「働き甲斐のある職場」「企業業績及び企業価値の向上」を推進する重要なパートナーであり、社会的責任と役割を踏まえた上で処遇改善に向けた取り組みを行っていく。また、60歳以上の雇用確保の取り組みは多くの組合員の将来に関わる課題であり、労働組合としてこれまで以上にウェイトが高まるため、組織化も視野に入れた取り組みが必要。
 ▽教育情報宣伝活動=教育活動は各単組が必要に応じて主体的に計画して実行していくことが基本。内容・進め方の策定などに関し、各単組のニーズに応じて必要な支援をしていく。また、単組の自主的な教育活動をサポートするゴム連合教育体系を運用、利用状況を把握して内容充実に努める。
 情報宣伝活動は、各単組の活動の活性化の支援を目的に、共有化すべき情報の収集・発信を的確かつタイムリーに行う。
 ▽調査活動=賃金・労働時間その他の制度の実態や動向の把握は、単組・産別活動の基礎であり、定例調査を継続実施する。また、上部・関連団体の諸調査に積極的に協力を行う。
 調査結果の報告冊子として「ゴム総覧」「ゴム労働情報」を発行し、要望に基づいて適切な資料や情報を提供する。全ての調査は目的・公表時期・公表手段を明らかにし、年間の調査計画に沿って実施する。
 ▽財政の運営=健全な財政運営は産別活動を進める上で不可欠であり、健全な財政に努める。
 〈国外組織との連携〉
 ▽国際社会の一員としての役割を意識した取り組み=ゴム産業において継続的な成長と発展を目指しグローバル化を進めていく中で、国際的な連帯活動は重要性を増している。国際組織と連携・交流を図り、国際社会の一員としての役割を意識して取り組む。
 ①インダストリオール、インダストリオール・JAFが主催する活動へ参加する。②第13回インダストリオール・ブリヂストン労働組合グローバルネットワーク運営委員会の運営を行う③必要に応じ、海外産別組織と交流を行う。

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