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タイヤ4社の12月期中間決算

2013年08月24日

ゴムタイムス社

通期は全社増収増益を予想
原料安や円高が寄与

国内・米州が大幅増も欧州は低迷
ブリヂストン

 ブリヂストンの2013年12月期中間連結決算は売上高1兆7051億円、前期比14・5%増、営業利益1903億円、同42・3%増、経常利益1849億円、同43・4%増と増収増益となった。純利益は1170億、同55・5%増。売上、営業利益、経常利益とも中間期として過去最高を更新した。
 営業利益は減益要因である売値MIX・数量他で654億円、減価償却費で20億円に対し、増益要因である天然ゴムをはじめとする原材料、素材価格の下落で610億円、為替円安で540億円、戦略商品の販売増加で80億円が寄与し、合計では対前年で566億円の増益となった。
 所在地別の営業利益は日本が1084億円、前期比47%増、米州が782億円、同51%増、その他が371億円、同37%増となったが、欧州はタイヤ販売不振で同24%減の6億円となった。
 今期のタイヤ生産量は、国内26万トン、海外生産65万トン、内米州28万トン、欧州11万トン、その他26万トン、合計では91万トンとなった。海外生産比率は71%となった。 
 通期予想は国内53万トン、海外133万トン、内米州58万トン、欧州20万トン、その他54万トン、合計186万トン、海外生産比率は71%になる見通し。 今期の設備投資は1086億円、前期比9%増となった。通期では3300億円(同34%増)を計画している。

海外投資に423億円計画
住友ゴム

 住友ゴム工業の13年12月期第2四半期連結決算は、売上高3458億8600万円、前年同期比3・6%増、営業利益297億2800万円、同7・9%減、経常利益277億1600万円、同8・6%減で増収減益となった。純利益は154億7800万円、同5・7%減。
 営業利益段階における減益要因は、価格修正で92億円、数量・構成比で49億円、エネルギー単価の上昇などによる直接原価で7億円、スポーツ事業で11億円、設備投資による減価償却費の増加などによる固定費増で20億円、海外での販路拡大による経費増で45億円となり、これに対して天然ゴム96億円、石油系原材料60億円などの原材料費で167億円、円安で30億円、産業品他で2億円が増益要因となったものの、差し引き25億円の減額となった。
 今期の地域別では日本の売上高が1986億円、営業利益217億円、アジアの売上高は696億円、営業利益104億円、その他が776億円、営業利益マイナス24億円となった。
 前年同期対比でのタイヤ販売本数は、国内新車用は1―3月が13%減、海外新車用は20%増、国内市販用は3%増、海外市販用は10%減で、全体では5%減となった。4―6月は国内新車用が8%減、海外新車用は17%増、国内市販用は1%増、海外市販用は1%減で、全体では横ばいとなった。年間では、国内新車用が5%減、海外新車用は34%増、国内市販用は横ばい、海外市販用は5%増を見込み、全体では6%増を計画している。
 タイヤ生産能力は、昨年の4万9750㌧から13年末には5万1300㌧となり、前年比3%の伸長率。海外生産比率は12年が47%、13年は48%となる。
 設備投資は、13年度合計で651億円。このうち海外投資は423億円を計画している。

14年に海外比率45%に
横浜ゴム

 横浜ゴムの13年12月期中間決算は売上高が前年同期比0・3%増の2697億円、営業利益が同4・2%減の191億円、経常利益が同7・7%増の206億円、純利益が同5・3%減の130億円となった。なお売上高および経常利益は過去最高となった。
 経常利益段階における原因要因は、量・価格・MIXで115億円、製造原価で28億円、販管費で49億円となり、これに対して粗利為替差で110億円、原料価格で74億円、営業外で23億円が寄与し、合計で15億円の増益となった。
 今期の地域別では、日本の売上高1613億円、営業益203億円、北米の売上高は633億円、営業益26億円、アジアの売上高221億円、営業益13億円、その他の売上高は229億円、営業益マイナス15億円となった。
 2013年のタイヤ年間生産量は国内3685万本、海外2374万本、合計6059万本(稼働率は96%)を計画している。海外での能力増強により、14年には海外生産比率45%を目指す。
 タイヤ単独販売ゴム量は、年間国内12万7000トン、海外10万8700トン、合計で23万5700トンを計画している。

北米でSUV向けが好調
東洋ゴム

 東洋ゴム工業の2013年12月期第2四半期連結決算は、売上高が1730億7900万円、営業利益が138億100万円、経常利益が137億1800万円、四半期純利益は90億3400万円となった。
 2012年12月期は決算期変更の経過期間であったことから、参考値の前年同期ベースで比較すると売上高は前年同期比7・4%増、営業利益は242・5%増の増収増益となり、売上高、経常利益ともに過去最高を計上した。
 経常利益段階では原材料価格下落75億円、為替差益61億円、コスト合理化18億円、販管費減少11億円の増益要因が販売価格下落64億円、工場立ち上げコスト7億円などの減益要因をカバーし、約97億円の増益となった。
 今期の地域別では、日本の売上高は757億円、営業益は123億円、北米では売上高665億円、営業益39億円、その他では売上高307億円、営業益1億円となった。 今期のタイヤ生産量は国内6万8800トン、海外3万5700トン、合計で10万4500トンとなった。海外生産比率は35・7%。

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