東洋紡 ブラジルで樹脂新工場建設

2013年08月20日

ゴムタイムス社

 東洋紡は8日、ブラジルで自動車部品用の高機能樹脂(エンジニアリングプラスチック)事業を展開するために、関連会社内への新工場の建設を決定したと発表した。
 同工場は50年以上の歴史を持つ東洋紡ブラジル有限会社アメリカーナ工場(サンパウロ州アメリカーナ市)内に建設される。
 同社はこれまでに、メインユーザーである自動車部品メーカーの海外への生産移管に合わせて、北米、中国、タイ、インドネシアへ販売拠点および現地生産・開発体制を整えてきた。ブラジルの自動車市場は、昨年度で380万台の自動車販売台数にのぼり、その販売台数は世界4位。今後も主なユーザーとなる中間所得層の増加が予想され、日系自動車メーカーも拡大をにらみ、小型車を中心に生産能力を増強する計画を立てている有望な市場。こうした環境の下、現地で自動車部品メーカーへの供給体制を構築するために、既に日系メーカーが進出している地域に近接した工場内に新工場を建設し、高機能樹脂(エンジニアリングプラスチック)事業を立ち上げることにしたとしている。
 ブラジルでは、同社が世界の主要な市場に展開してきた自動車部品向けの高機能樹脂事業に加え、4月に完全子会社化した三元化成が持つ幅広いコンパウンド技術を活用し、さまざまなニーズに対応する受託コンパウンド事業も進めていく予定。
 また、現地の自動車部品メーカーの調達ニーズに対応し、2020年には生産設備を1万5000トン/年まで段階的に増強する計画。
〈新工場の概要〉
▽所在地=東洋紡ブラジル有限会社 アメリカーナ工場内
▽事業内容=ポリエステル・ポリアミドなどを原料とした高機能樹脂の製造販売および受託コンパウンド事業
▽生産能力=約5000トン/年
▽稼動時期=2014年8月
▽設備投資金額=約10億円

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