アキレス 14年第1四半期 営業益55・8%減 

2013年08月09日

ゴムタイムス社

 アキレスの14年3月期第1四半期連結決算は、売上高187億400万円、前年同期比1・4%減の小幅な減収となったが、収益面は営業利益1億4100万円、同55・8%減、経常利益3億4100万円、同26・2%減の減収減益となった。
 四半期純利益は2億3700万円、同47・7%増。
 シューズ事業の売上高は38億2200万円、同4・6%減、営業利益は8700万円、同47・0%減となった。
 高機能スーパークッション「ソルボ」の搭載により高い評価を得ている「アキレス・ソルボ」は、若返りを図った婦人向けの新製品が購入者層の拡大に寄与して、前年売上を上回ったものの、「瞬足」は、昨年好調だった女児向け「瞬足ダンス」が市場で一巡したこと等により前年売上を下回ったため、減収減益となった。
 プラスチック事業の売上高は85億6700万円、同2・1%減、営業利益は2億3800円、同27・7%減となった。
 車輌内装用資材は、国内市場において主力メーカーの在庫調整の影響を受けたが、中国市場での伸長により前年売上を上回った。フイルムの国内事業は、農業用で前年売上を下回ったが、産業・工業用は復調し、北米事業も
医療関連が堅調に推移したことから、全体としては、ほぼ前年並みの売上となった。
 引布商品は、前年実績の、防災対策品であるテント関係の特需がなかったことから、前年売上を下
回った。
 産業資材事業の売上高は63億1400万円、同1・6%増、営業利益は3億3400万円、同18・6%減となった。
 ウレタンは、インテリア製品の洗えるシリーズ「エアロンムマック」など新商品上市で好調に推移し前年売上を上回った。
 断熱資材は、ボード製品が非住宅の分野で苦戦したが、パネル製品は簡易ハウス向けが好調に推移、スチレン製品も鋳造用途などで拡販が図れ、断熱資材全体では、ほぼ前年並みの売上となった。
 通期の連結業績予想は、売上高840億円、前期比2・9%増、営業利益22億円、同18・6%増、経常利益25億円、同5・8%減を見込んでいる。当期純利益は15億円の予想。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー