社長インタビュー フォルボ・ジークリング・ジャパン  

2013年08月05日

ゴムタイムス社

西啓三郎社長に聞く    

    物流向け需要が堅調推移
    静岡工場はフル生産続く
 「プロリンク」「トランステックス」の販売強化  

ドイツ・ジークリング本社との技術連携を強化し、日本発信による樹脂ベルト新製品を相次ぎ市場投入するフォルボ・ジークリング・ジャパン。  西啓三郎社長に本年度の需要見通し及び今後の事業戦略を聞いた。

  足元の需給動向からお聞かせください。

 西社長 主力の樹脂ベルト「トランジンロン」は前年対比で約数%の伸びとなっている。主力の食品産業向けも堅調であるが、ここへきて物流向けではターミナルの拡張工事などでの大きなプロジェクトに参画することが出来、大量に採用されている。自動車用は地域別にも名古屋地区での動きが鈍いが、お客様の話を総合すると、9月以降から需要が回復するとみている。

 2012年に再上市したプラスチック・モジュラーベルト「プロリンク」については、食品分野向けの需要のすそ野が広く、当社の積極的な取り組み姿勢が評価され、大きな柱になりつつある。高速駆動用平ベルト 「エクトストレマルタス」は他社に比べ特定分野での製品開発が遅れていたが、日本市場に見合うグリップ性と耐摩耗性に優れる日本発信の差別化商品が評価され、需要が拡大している。売上高構成比は概略主力の「トランジンロン」が60%を占め、次いで「マルタス」(15%)、シール製品(10%)、残りが「トランステックス」・「プロリンク」、仕入れ製品となっている。

 

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