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BASF 中国にポリアミド工場新設

2013年07月30日

ゴムタイムス社

 BASF(本社=ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は29日、中国・上海に年間10万トンの重合能力を持つ、ポリアミド「Ultramid(ウルトラミッド)」の製造工場を建設すると発表した。2015年に稼働開始を予定している。
 東アジア地域統括本部 アジア太平洋地域ファンクション担当プレジデント兼グレーター・チャイナプレジデント、アルベルト・ホイザー氏は、「BASF は長期戦略の一環として、アジア太平洋地域においてユーザーの成長を今まで以上に支援し、より効率的なオペレーション、緊密な連携を実現するため、ユーザーの近くに生産拠点を置くことを目指している。また、BASF は、同地域における市場の成長率を2%上回る成長を目指しており、持続可能な将来のために、環境保護に対するコミットメントを強化し、社会に貢献していく」としている。
 同社グローバルのポリアミド&中間体ビジネスユニットのシニア・バイスプレジデント、ハーマン・アルトフ氏は「エンジニアリングプラスチック、繊維、フィルム産業におけるポリアミド製品に対する需要は、今後、特に中国において成長すると考えている。今回の新たな投資により、同社も業界とともに成長し、アジアのユーザーに、現地で製造した高性能製品を提供できるようになる」と述べている。
 今回の工場は、同社が全額出資するもので、中国・上海近郊の漕涇(カオジン)にある上海化学工業区内に建設する。また、この工業区では、同社とパートナー企業が世界有数のイソシアネート統合コンビナートを運営していく。また、同工業区内には、塗料・家具塗装産業や自動車触媒向けの貴金属に用いられるポリテトラヒドロフラン(PolyTHF)の製造工場とポリイソシアネート(Basonat)の製造工場も所有している。
 同社は、エンジニアリングプラスチック、フィルム、繊維、モノフィラメント産業向けに高品質のポリアミドおよびポリアミド中間体を供給するリーディングサプライヤーとして、60年以上業界をけん引している。製品ラインアップはUltramid B(ポリアミド6)、Ultramid C(ポリアミド6/6・6 コポリマー)、Ultramid A(ポリアミド6・6)など。

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