帝人 メガソーラーを操業開始

2013年07月30日

ゴムタイムス社

 帝人は25日、同社の三原事業所(広島県)が1日より、三原市としては初めてとなる大規模太陽光(メガソーラー)発電所の操業を開始し、25日操業式を開催したと発表した。
 操業式には来賓として、広島県の中下善昭副知事や三原市の天満祥典市長をはじめとする、県および市の関係者も招かれ、総勢約40名が参加した。
 同発電所は、同事業所の遊休地(約3万7500m2)を活用して建設したもので、発電した電力は再生可能エネルギー固定価格買い取り制度を活用し、全量を中国電力株式会社に売電する。7月1日から15日にかけての発電実績は、想定を20%強上回る17万8千kWh(約1万1800kWh/日)に達し、順調に稼働を続けている。
 また、発電所には見学用の展望デッキを併設し、発電量が一目でわかるデジタル掲示板や説明パネルを設置している。既に同市の小学校や商工会議所の施設見学が予定されているが、同施設を市民に見てもらうことにより、再生可能エネルギーの普及と啓発活動にも貢献できると考えている。
〈メガソーラー発電所の概要〉
▽設置場所=三原事業所 旧ナイロン製糸工場跡地
▽面積=約3万7500m2
▽発電能力=1990kW
▽推定発電量=約290万kWh/年<20年間平均>(一般家庭約530世帯分)
▽CO2削減量=約910トン/年<20年間平均>

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