トヨタ インドネシアにエンジン工場

2013年07月25日

ゴムタイムス社

 トヨタ自動車は24日、インドネシアにおける車両生産会社であるトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア社(以下、TMMIN)が、新エンジン工場を建設することを決定したと発表した。
 昨年取得したカラワン工場近くの工場用地に建設予定で2016年前半より、生産を開始する。
 同工場の生産能力は、年間21万6千基。投資額は、約230億円を見込んでおり、新規雇用は、約400名程度を予定している。現在、TMMINスンター第1工場では、ハイラックス(ピックアップトラック3車型)、イノーバ(ミニバン)、フォーチュナー(SUV)用エンジンを生産し、アセアン、中南米、アフリカ等に輸出している。新工場で生産予定の乗用車エンジンについても、輸出する予定となっており、インドネシアは、今後もエンジンの重要な生産・供給拠点としての機能を拡大していく。
 今後も、同社は「クルマづくりを通じて地域社会に貢献する」という創業以来の理念のもと、インドネシアにおける自動車産業の発展に向け尽力するとともに、同国の顧客を満足させる製品を展開していく方針。
 〈TMMIN概要〉
▽会社名=トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア社
▽所在地=ジャカルタ特別州北ジャカルタ市
▽設立=1971年4月(設立時の社名は、PT. Toyota―Astra Motor)
▽社長=野波雅裕氏
▽出資比率=トヨタ自動車95%、アストラインターナショナル5%
▽従業員数=約7300名(2013年6月時点)

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