日本インシュ 被覆材が耐火試験に合格

2013年07月17日

ゴムタイムス社

 日本インシュレーションは17日、鉄骨はり貫通部用の薄型熱膨張性耐火被覆材「すりーぶたすけ」の耐火2時間の性能評価試験に合格し、国土交通大臣認定取得にかかる申請をしたと発表した。
 同製品は、熱膨張性耐火ゴムシート(加熱によって発砲し断熱)を利用した、鉄骨はり一般部を吹付けロックウールで耐火被覆する際の貫通孔部専用の薄型耐火被覆材。昨年8月に耐火1時間認定を取得しており、今回耐火2時間認定取得により適用可能範囲が大幅に広がり、本格的な販売体制が整うことになった。
 同製品の耐火2時間認定では、貫通孔部について吹付けロックウールで施工する場合の被覆厚さ45ミリに対し、同製品では約1/7のわずか6ミリの厚さで耐火性能を確保できる。被覆厚を薄くできる分、貫通孔部を広く取れるなどの設計利点をもたらす。
 具体的な設計メリットは、はりせいを固定する場合、貫通孔径を吹付けロックウール工法と同じにすると、同工法比で耐火2時間の場合最大78ミリアップできること。また、スリーブ径を同工法と同じにした場合、はり貫通孔、径を小さくでき、はりの構造強度低下を抑制し、コストを低減できる。はりせいが貫通孔径を基準としている場合、耐火2時間の場合最大78ミリはりせいを低減できる。

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