川口化の13年第2四半期 自動車減産響き減収減益

2013年07月09日

ゴムタイムス社

 川口化学工業の2013年11月期第2四半期決算は、売上高は29億5500万円(前年同期比12・4%減)、営業損失は2400万円(前年同期は7300万円の利益)、経常損失は3000万円(前年同期は6700万円の利益)、四半期純損失は1300万円(前年同期は5300万円の利益)となった。
 同社グループの関係する自動車業界では、3月に入っても国内自動車生産販売台数の前年対比での減少が継続した結果、自動車タイヤ・工業用品生産においても生産が減少した。販売面では、為替が円安に転じたことから輸出において販売に注力した結果売上を伸ばしたが、国内自動車生産をはじめとする景気の回復は緩やかであり、全体では前年同期を下回る水準で推移した。原材料面では、ベンゼンやナフサ価格が上昇したこととあわせ、円安の進行により同社の購入する原材料価格が上昇した。
 このような状況の下、同社グループにおいては、急速に変化する市場・生産環境の変化に対応できるよう原材料調達先の確保や市場競争力を高めるための原材料のコストダウンを行い、生産体制や在庫の適正化をはじめとする生産合理化検討を進めた。販売においては、為替環境の変化や顧客動向に積極的に対応し、主力のゴム薬品、機能性化学品に注力した販売活動を行うとともに、新製品戦略の展開を行った。
 ゴム薬品の売上高は19億4800万円、前年同期比7・7%減。国内の自動車生産は、昨秋以降の減産影響により、3月に入っても前年同期比で生産台数の減少状況が継続した。この影響により、同社の主要顧客であるタイヤ・ゴム工業用品・合成ゴム生産が減少したことから、国内ゴム薬品の売上は前年同期比で減少した。輸出においては、東南アジアをはじめ中国において回復傾向がみられることや、主力商品の輸出に注力したこととあわせ、為替が円安に転じたことから売上は前年に比べ増加した。
 樹脂薬品の売上高は3億2500万円、前年同期比24・0%減。主要需要先である国内外のアクリル酸・アクリル酸エステル・ABS樹脂・MMA等の市況は回復基調であるものの、昨秋以降の国内アクリル酸生産の大幅減少の影響、ならびに、内外の競合先との国内競争が激化したことから、売上が減少した。
 中間体の売上高は2億9200万円、前年同期比27・1%減。界面活性剤中間体は顧客の生産が堅調に推移したことから売上を伸ばしたが、染顔料中間体は品目によって増減があり、受注が伸びず売上を落とした。
 農薬中間体は、一部品目の受注増減があったが、主要品目で受注を確保し全体として売上を伸ばした。医薬中間体機能性化学品においては一部品目の販売増加があったものの、主品目で顧客の需要が伸びず受注が大幅に減少したことから売上が減少した。
 その他部門の売上高は3億8900円、前年同期比10・0%減。環境用薬剤は市場動向に合わせた生産対応を行った結果、売上は堅調に推移した。潤滑油向け薬品は国内外市場の生産減の影響を受け、売上が減少した。新規用途向け薬品は、品目により売上に増減があり、新規受注も獲得したが全体として売上が減少した。
 通期業績予想は売上高6400万円、前期比6・3%減、営業利益600万円、同58・2%減、経常利益500万円、同62・5%減、当期純利益400万円、同51・4%の減を見込んでいる。

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