宇部興産 IPP発電設備を長期停止

2013年07月04日

ゴムタイムス社

 宇部興産は3日、IPP発電設備について、定期検査終了後の稼働再開過程に不具合が発生したため、同設備を停止すると発表した。
 同社は中国電力との間で19万5千kWの電力供給契約を結び、電力卸供給(IPP)事業を専用の石炭火力発電設備(山口県宇部市)により行っている。当該設備は3月16日から5月14日まで定期検査のため稼働を停止していたが、定期検査終了後の稼働再開過程で不具合が発生した。これまで、故障箇所の特定や原因調査を鋭意進めてきたが、停止期間が長期にわたる可能性が高いことが判明した。同社は、関係者および電力を利用する顧客に対し陳謝するとともに、早期復旧に向け引き続き全力で取り組んでいくとしている。
 発電設備の名称は発電所6号(IPP発電所)で、出力は発電端が21万6千kW、送電端が19 万5千kW。発電方式は汽力で、使用燃料は石炭とバイオマス。運転開始は平成16年3月1日から。
 業績への影響については現在算定中であり、判明次第、速やかに発表するとしている。

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