【ゴム用機械特集】 中田エンヂニアリング 成形材料加工の総合メーカーへ躍進

2013年06月20日

ゴムタイムス社

営業販売・技術開発をさらに強化

中田エンヂニアリング

 ゴム押出機のトップメーカーである中田エンヂニアリング(神戸市西区・内藤定明社長)は日本のゴム産業発祥の地の神戸で1914年創業以来、一貫して自動車タイヤをはじめ、ベルト、ホース等まで日常生活にはなくてはならないゴム製品を作るための生産設備の専門メーカーとして、様々なゴム製品の品質、性能、安全性を支えながら進化し、今では「NAKATA」ブランドとして国内外で高い評価と信頼を得ている。
 昨年の需要動向は「2011年の下半期に発注を抑えられた分、2012年の上半期は当社の受注は好調だった。下半期は円高による価格競争力低下、タイヤの需要減、欧州経済の低迷の継続等で厳しい環境だった。しかしながら、売上は若干の落ち込みはあったものの、利益面は改善でき、前年並みと言える」(内藤社長)。その背景には、同社の徹底したコストダウンが寄与している。「昨年は円高を活かし、海外調達を拡大する等、コストダウンを徹底したことが業績に反映、弊社では大幅なコストダウンを目指していたが、昨年から更に目標を引き上げた。コストダウンを更に強力に推し進めていきたい。そのためには安くて良い海外製品の調達を拡大したり、もうひとつは仕様変更で、できるだけスペックを標準化しシンプルにしていきたい」(内藤社長)。

 

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