【TPE特集】 旭化成ケミカルズ 「タフテック」は堅調推移

2013年06月20日

ゴムタイムス社


川崎、大分両工場でフル生産 各種スチレン系TPEで事業展開

旭化成ケミカルズ

 旭化成ケミカルズの合成ゴム事業部・エラストマー部ではスチレン・ブタジエンブロックコポリマー「アサフレックス」、非水添の「タフプレン」(SBS系)、水添スチレン系熱可塑性エラストマー「タフテック」、「S.0.E.」の各種エラストマーで事業展開、幅広い用途分野で販売を拡大している。
欧州景気、中国経済の減速から、昨年の一時期に需要落ち込みが見られたものの、ここへきて需要が回復基調にあるとしており、現状、同社のスチレン系TPEの生産能力は川崎工場(約6万㌧)、大分工場(2万5000㌧)の2工場で計8万5000㌧体制でフル生産が続いているという。同社では2012年4月に川崎工場でのデボトルネッキングによる生産性向上で若干の能力増強を行っており、需要の伸びに対応している。
 各種樹脂の改質剤、相容化剤、粘接着剤やエラストマーコンパウンドのベース等に使用される水添スチレン系熱可塑性エラストマー「タフテック」はアジア、欧米の海外マーケットで改質剤用途を中心に販売が堅調に推移しており、輸出比率は過半数を占める。景気動向の影響をあまり受けない日用品、雑貨向けなどに安定的な成長を見せている。また、制振性、低反発性、耐磨耗性を特徴とする「S.0.E.」は各種樹脂、エラストマーコンパウンドの改質剤、発泡体、粘接着剤、アスファルト改質材等に採用されているが、衝撃吸収材としてスポーツシューズ底での採用が本格化、機能性向上を図った新グレード「S1611」を市場投入し、衝撃吸収分野での用途展開が加速している。

 

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