合成ゴム 3月に2ケタ増と急回復 前年同期比3・5%の増加

2013年06月10日

ゴムタイムス社

 合成ゴム工業会がまとめた2013年1~3月の合成ゴム生産実績は合計で41万2927トン、前年同期比103・5%との増加となった。合成ゴム生産は昨年、10月以降、自動車タイヤ生産の減速、中国向け輸出の落ち込みから需要がダウンしていたが、本年に入り、1月の合成ゴム生産量は合計15万1275トンで前年同月比1・8%減、2月の合成ゴム生産量は合計13万3550トンで前年同月比2・6%減と昨年末に比べればマイナス幅が縮小してきた。3月の合成ゴム生産量は合計12万8102トンで前年同月比18・9%増と前年同月実績を大きく上回り、この結果、1~3月計では前年同期比3・5%増となった。品種別に見るとSBRソリッドが同104・0%の11万5120トン、NBRが同113・8%の2万9342トン、CRが同104・1%の3万2643トン、BRが同109・2%の7万7910トン、EPTが同105・1%の5万9649トンとなっており、輸出回復もありほとんどの品種で前年同期実績を上回った。

2013-3月の合成ゴムの生産実績

2013-3月の合成ゴムの生産実績

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