右川ゴム製造所 配合から製造まで一括サポート新技術で価値あるものづくりへ

2013年06月10日

ゴムタイムス社

 ㈱右川ゴム製造所(埼玉県八潮市・右川誠治社長)は創業明治30年以来100年以上に渡り、日常にはなくてはならないゴム製品素材開発メーカーとして、ユーザーに様々なゴム製品の品質、性能、安全性を提供し、ユーザーから着実に評価と信頼を受けてきた。
 また同社はゴム練りから配合設計まで行う技術ノウハウを強みに、常にユーザーのニーズに適したゴム製品を提供し、押出成形(UHF連続加硫・釜加硫)を中心に幅広いゴム製品を自動車、建築、OA機器、特殊部品等まで幅広い業種に向けて提供している。
 そこで同社の特長のひとつに、自動車からOA部品、建築資材、鉄道、土木、一般工業品、雑貨に至るまで分野に偏らない製品を提供している点があげられ、経営的に安定したなかにも企業として進化をし続けている。それを裏付ける同社の4つの柱となる経営戦略がある。第一に「小ロット・短納期に磨きをかける」。これは1mから対応でき、最短3日で対応できる体制が整っている。次に「ものづくりにもっと力をいれる」。同社では高復元性のスポンジ、導電性ゴム、難燃性ゴム等を常に新技術開発を行っている。3つ目は「対応力・レスポンスを広げる」。関係・協力企業とのパートナーシップを強化しながら、幅広い素材対応力や2次加工対応力を広げている。最後の4つ目の「品質へのこだわりを持つ」は、国内メーカーとしてメイドインジャパンの責任とプライドを持ってユーザーに製品を提供している。
 特に同社は新技術・製品開発に力を入れており、常に20アイテム前後の開発を行っており、ユーザーに貢献する価値あるものづくりを促進している。最近では、自社ブランドの強化として「リラックマ版pon―pon massager mini」が大変好評を得ており、さらなる販売計画もあるという。
 最近の動向で、右川社長は「確かにタイに海外展開することで発展する可能性やチャンスもあったが、企業としての継続性を考慮した結果、計画の白紙撤退を決意した。しかしながら、この経験を活かし、ゴム素材開発メーカーとしてゴムの可能性を追求していく。秋には展示会の出展をすることが決まっており、様々なものづくりにチャレンジしていきたい」と今後の意気込みを述べた。
 今後、同社は次の100年へ向けて、開発・ものづくりを推し進め、営業を強化していなかで、より社会に貢献できる企業を目指していく。

メディアグリップを受注開始 ノベルティ等で販売提案

 ㈱右川ゴム製造所はこのほど、新製品「メディアグリップ」の受注を6月から開始した。
 同製品はスマートフォン等のメディア端末に張るグリップシート。
 従来のフューチャーフォンは基本的に片手操作が可能であったが、昨今はスマートフォンが普及し、画面は大きく見やすくなったが、その分今までのように片手で持ちづらいという面があった。そこで同製品を貼ることで、グリップ性が良くなり、片手での操作性が大幅に向上。また、人差し指のとっかかりが操作を安定させている。さらにどのスマートフォンにも対応でき、粘着ゲルシートのため粘着面を水で軽く洗えば、再度接着力が戻る特長がある。
 同製品のカラーラインナップは5色。受注は300個から注文を受け付け、企業名やブランドロゴ等オリジナル印刷でノベルティに活用できる。
 右川社長によると「展示会、周年記念、イベント等に使用していただきたい。メディアグリップは多くの可能性を秘めた商品だと言える」。同製品の問い合わせは048―995―7481まで。

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