日本触媒 事故後の姫路製造所の稼働再開へ

2013年06月05日

ゴムタイムス社

 日本触媒は、このほど2012年9月29日の同社姫路製造所事故後、同製造所の稼働を停止していたが、一時使用停止命令が解除され稼働を再開することが決定したと発表した。
 同社は、「亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げ、ご遺族に対し心よりお悔やみ申し上げます。負傷された方、近隣の皆様、関係各位に多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。当該製造所は、事故後危険物製造所等一時使用停止命令を受けて稼働を停止しておりましたが、数次にわたり一部施設について当該命令を解除する旨のご通知をいただき、順次稼働を再開してまいりました。本日、追加で一部施設について当該命令を解除する旨のご通知をいただきました」と述べている。
 5月31日、再稼働に伴なう安全性が確保されたとの理由で、製造所、一般取扱所および屋外タンク貯蔵所、合計13施設について、一時使用停止命令を解除することが通知された。これにより、発災施設とは異なるアクリル酸製造設備の一部、ならびにアクリル酸の誘導品(高吸水性樹脂、水溶性ポリマー)の一部について、稼働を再開できることとなった。同社は、今後は設備および管理等について十分な安全を確認しながら、稼働の再開を進めていくとしている。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー