【TPE特集】 プラス・テク 塩ビ・ニトリル系の「LCS」

2013年06月05日

ゴムタイムス社

塩ビ・ニトリル系の「LCS」 自動車部品用途の拡販に注力

プラス・テク

 各種プラスチック材料および成形品の製造・販売を行うプラス・テクは塩ビコンパウンドで培った配合、分散、混練の技術に加え、コンパウンドメーカーならではの幅広い、きめ細やかな対応で様々な要求、用途にあった材料を供給している。同社コンパウンド営業部では塩化ビニル樹脂コンパウンド、塩ビ系熱可塑性エラストマー「レオマーG」、塩ビ・ニトリル系熱可塑性エラストマー「LCS」、ポリオレフィン系コンパウンド「AMZEL」・「ライデックス」・PP系フィラーで事業展開、主力の塩ビコンパウンド事業においては、的を絞った高機能製品の拡販、新製品の開発を推進しており、その一環として塩ビ・ニトリル系熱可塑性エラストマー「LCS」を09年1月から事業継承、ウェザーストリップなどの自動車部品用途での需要が拡大している。
 この「LCS」グレードは特殊NBRと特殊塩ビの複合化技術により確立されたNBRの特性と塩ビの加工性を兼ね備えた熱可塑性エラストマー。
 このため低硬度でゴム的風合いを有し、圧縮永久歪・永久伸びが小さいなど、加硫ゴムに近い性能を持つ特殊複合材で、自動車・建材分野などの特殊用途に幅広く対応している。
 同社では「LCS」を今後拡大すべき注力商品としており、自動車用部品用途、建材・産業資材用途の2グレードで展開、ウェザーストリップなどの自動車部品用途をはじめ,建築用ガスケット、電気部品に用途展開を進め、ユーザーニーズに対応したきめ細かいサポートで着実な浸透をみせている。

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