東洋ゴム マレーシア工場竣工記念式典を開催 中倉会長挨拶

2013年06月03日

ゴムタイムス社

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竣工式式典 中倉会長挨拶

 マレーシア国際貿易産業省セクレタリージェネラル,ダト ドクターレベッカファティマ サタ マリア様、在マレーシア日本国大使館 中村滋特命全権大使、トーヨータイヤマレーシア センドリアン バハッド社長 笠井完二様、本日ご出席頂いております全ての皆様、東洋ゴムの中倉です。
 本日は大変ご多忙のなか、当社マレーシア新工場にお運びいただき、誠にありがとうございます。
 本日、皆さまをお迎えし、このToyo Tyre Malaysia Sdn Bhdの竣工を皆さまとともに祝えることを心から喜んでいる次第です。
 当地マレーシアのトップタイヤブランドである「シルバーストン」に、TOYO TIRESグループへ仲間入りしていただいたのはわずか2年半前、2010年12月のことです。
 当社は、世界で高まるタイヤ需要に応えるため、グローバルに生産供給の体制づくりを進めるという成長戦略を描いております。 そして現在、それらをひとつずつ実現していっておりますが、「シルバーストン」の傘下入りは、まさに、その最初の足がかりとなるものでした。
 ここからほど近い距離にあるシルバーストン・タイピン工場を訪ね、働く従業員と接したとき、私はマレーシアの人がとても礼儀正しく、素朴であること、また、まじめに一生懸命に働く、仕事への姿勢がとても印象に残ったことを憶えています。
 シルバーストンは優秀なマネジメントがなされており、また、当社の技術・品質指導によって、さらにオペレーションが向上しており、現在、当社グループの発展にも着実に寄与してもらっております。
 シルバーストンという有効なリソースを手中にできたことにより、我々はタイヤの新たなグローバル生産供給基盤の構築を、同じくこの地に求め、新工場の建設を2年前に表明しました。
 そして、この計画を遅らせることなく、鋭意、今日の日をめざしてまいりました。
 当国や州政府の皆さま、ご列席の多くの関係者の皆さまから、当社へのご理解とご支援をいただき、晴れてここに、無事竣工の式典を挙行できますことを、非常に感慨深く思っております。高い席からではございますが、改めて、皆さまに御礼申しあげます。誠にありがとうございます。
 第一期計画では順次生産設備を導入し、年産500万本のタイヤ供給を可能とするもので、マレーシアを代表するトップクラスのタイヤ工場となはす。
 後ほど、皆さまにも工場建屋をご覧いただきますが、我々は将来的に、同じ規模の工場建屋をこの敷地内に建設することが可能であり、2015年以降は、さらに生産規模を引き上げてまいりたいと意気込んでおります。
 この新工場は、同じマレーシアの同業他社にはない付加価値の高いモノづくりを実現します。当社は世界的にも、最高峰クラスの高精度なタイヤ生産技術を有しており、今回、その新工法の要素技術をこの工場にも採り入れました。
 我々は、高性能で高品質な製品を世に送り出すことを使命として考えている、日本のモノづくり企業であり、たゆまぬ努力とノウハウを一つひとつ蓄積してきました。
 マレーシアにおいてジャパン・テクノロジーを駆使し、ジャパン・クオリティを実現する。そして、マレーシア発の素晴らしいタイヤを国内外のお客さまにお届けし、TOYOTIRESを選ぶことが正しい選択である、という安心を実現してまいりたいと考えております。
 マレーシアをはじめ、東南アジアは急速な発展に支えられ、世界経済を牽引する重要市場、かつ産業基盤として成長を続けています。
 この新工場の存在がタイピンの地域社会やマレーシア経済の発展に少しでも貢献できるものになるよう祈っております。
 本日、ここに、我々東洋ゴム工業とマレーシアのタイヤ産業に、新しい1ページが加わりました。皆様もぜひご期待いただき、今後ともよろしくご支援をいただきますようお願い申しあげます。
 以上、簡単ではございますが、ToyoTyreMaIaysiaSdnBhd竣工にあたり、わたくしからのご挨拶とさせていただきます。
ご清聴、誠にありがとうございました。
(了)

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