24年度の建築ガスケット生産実績

2013年06月03日

ゴムタイムス社

 建築ガスケット工業会が発表した平成24年度建築ガスケット生産実績は前年比5%増の2万3301㌧となった。
 生産実績は平成21度以来、4年連続の増加となった。長引く不況、超円高の影響で企業の海外への生産拠点移転に伴う、ガスケットの海外調達に加え、少子高齢化に伴う建築需要の停滞など厳しい状況であるものの、エコポイント制度で住宅の着工戸数が増加したことが前年比増につながった。
 材料別では、特にEPDM系の発泡体が前年比18%増の604㌧で大幅な増加を示し、次にプラスチック系のTPO系が同13%増の3637㌧、プラスチック系塩ビ系が6%増の1万6404㌧、SR系ソリッドが同5%増の203㌧と増加したが、CR系のソリッドは同41%減の206㌧となった。
 建築ガスケットは家やビル自体の構造やドアやサッシの様な開口部に装着し、気密性・水密性を高める効果のある製品でEPDM、CR、シリコーン、PVCをはじめ、近年ではTPO(オレフィン系エラストマー)等も採用されている。

24年度建築ガスケット生産実績

24年度建築ガスケット生産実績

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