帝人 プラ再生繊維がワッペン素材に採用

2013年05月21日

ゴムタイムス社

 帝人は13日、「阪神甲子園球場プラスチックリサイクル」により再生された繊維が、5月14日から6月30日の間に阪神甲子園球場が開催する「勝利の美酒フェア」の景品の素材として採用されたと発表した。
 「阪神甲子園球場プラスチックリサイクル」は2012年5月より阪神甲子園球場とともに展開している、「環境に配慮した球場」としてゴミの削減と資源の再利用を目的とする試み。同球場で販売する生ビールに使用するポリエステル製のプラスチックカップを球場内で回収し、帝人がポリエステル繊維にリサイクルする。そのリサイクル繊維を用いた商品化の第1弾となる「阪神タイガース選手背番号オリジナルワッペン」に採用となった。
 同繊維は、球場内と阪神電鉄駅構内などに掲示される「勝利の美酒フェア」やプラスチックカップのリサイクルを啓蒙するためのポスター用紙の原料としても使用されている。
 昨年は、使用済みのポリエステル製プラスチック、約2・2トン(カップ10万個相当)を回収した。同社は今後も回収率向上のため、積極的に「環境配慮」の啓蒙活動に取り組んでいくとしている。
 ワッペンは非売品。レプリカユニフォームや衣類などにアイロンで取り付けることができる。阪神タイガースの5選手の背番号を用意している。サイズは6センチ×6センチ。
 同フェア期間中は、阪神甲子園球場におけるすべてのアルコール商品の購入者に、もれなく「スクラッチカード」が配布される。同カードをこすり、「アタリ」が出れば、キャンペーンオリジナル賞品が1点プレゼントされる。当選賞品はキャンペーンオリジナル選手ハンカチタオル(全5種類)、リサイクルカップから作ったキャンペーンオリジナル選手背番号ワッペン(全5種類)、選手のオリジナルピンバッチ、リフレクターストラップ、携帯クリーナーのいずれか。

製作されたオリジナルワッペン

製作されたオリジナルワッペン

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