三田土ゴム製造株式会社の昭和14年の広告

2013年05月13日

ゴムタイムス社
三田土ゴム製造

三田土ゴム製造

 昭和14年の「三田土ゴム製造」の広告です。
 この年の9月、第二次世界大戦が勃発しました。

 住所は、「東京市本所区横川橋壷丁目」
 電話は、「墨田74・七二〇」

 三田土ゴム製造株式会社は日本のゴムエ場のはじまりと言われています。松前藩の家老田崎与平氏の子息が明治16年(1883年)に出資して浅草にゴムエ場を設立し、主として防水布を造っておりました。明治18年(1885年)に社名を三田土と定めその事業は大いに隆盛を見ました。

 1917(大正6)年に「三田土ゴム工業」となり、 この地に地下1階・木造3階建ての 当時としては大規模な工場を建設し,、テニスボール(軟式のゴムボール)・野球ボール(軟式)・消しゴム などの新しいゴム製品を次々に開発。
 三田土ゴム工業は、終戦直前の 1945(昭和20)年に 昭和ゴム工業に吸収合併されたそうです。

 営業種目には、

 「防毒具」
 「エボナイトゴム」 
 「運動具」
 「ライニング」

 とあります。

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