横浜ゴム 米新タイヤ工場の調印式を開催

2013年04月30日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは、4月29日、米国ミシシッピ州に建設を計画するトラック・バス(TB)用タイヤ工場に関し、ミシシッピ州との間で合意書に調印したと発表した。
 調印式は州都ジャクソンから149マイルほど離れた工場建設予定地に近いウエストポイントリッツで行われ、野地彦旬社長、フィル・ブライアント知事並びに州関係者などが出席した。
 野地社長は「本日はヨコハマにとって歴史的な日です。私どもヨコハマは40年以上前に米国に参入し、1980年代にはバージニア州セーラムにタイヤ工場を取得するなどして成長を続けてまいりました。今、ヨコハマは米国で初めてタイヤ工場の建設を始めます。これにより北米市場におけるヨコハマの存在感、またヨコハマと我々のビジネスパートナーであるディーラーの皆様とのさらなる発展がより強固なものになります。フィル・ブライアント知事及びミシシッピ州に対し、工場建設実現にご尽力いただいたことに感謝申し上げます。同時にヨコハマを大変暖かく迎えていただいたミシシッピに感謝いたします」と述べた。
 ブライアント知事は「ヨコハマが同社2番目のタイヤ製造拠点としてミシシッピ州を選んでくれたことを名誉に思います。新工場はゴールデン・トライアングル地域及びミシシッピ州全体に大変大きなインパクトを及ぼすでしょう。高く尊敬される企業のミシシッピ州進出を歓迎すると共に末永いパートナーシップを期待しています」と述べた。
 新工場の年間生産能力は100万本。工場は500エーカーを越える土地に建設され、今年9月までに着工し、2015年10月からの生産開始を予定している。初期設備投資額は3億米ドルだが、同工場は当初の雇用者数、投資額を4倍まで拡大する可能性がある。

覚書調印式の模様。野地彦旬横浜ゴム社長(左から2人目)とフィル・ブライアントミシシッピ州知事(左端)

覚書調印式の模様。野地彦旬横浜ゴム社長(左から2人目)とフィル・ブライアントミシシッピ州知事(左端)

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