【ゴムロール特集】 宮川ローラー 高付加価値製品を市場投入

2013年04月30日

ゴムタイムス社

高付加価値製品を市場投入 「SAFETY IMPACT・α」

宮川ローラー

 宮川ローラー㈱が近年、注力しているのがグラビア印刷用に特化した次世代の環境技術開発製品。創業から一貫して技術開発型企業として今日に至っており、最新の技術と設備で高付加価値製品を市場に投入、市場で存在感のある企業となり着実な伸長を見せている。
 印刷用分野では近年、UV印刷の需要が拡大。UVインキは瞬間硬化の洗浄液に対して優れた特性があり、幅広い分野で用いられているが、印刷直後に巻取りや加工を行う必要のあるビジネスフォーム印刷、シール印刷をはじめ、オフセット印刷分野では印刷表面の強度が必要な紙器印刷やフィルム、プラスチック、金属等インキの浸透がない素材への印刷に利用されている。
 同社が2012年2月から発売を開始したグラビア圧胴ローラー「SAFETY IMPACT・α」は、グラビア印刷で多用される溶剤に強く、これまでなしえなかった「帯電防止」と「高強度」を実現した新型樹脂ローラー。トルエン・MEK等の混合溶剤や洗浄液による寸法変化が小さく、ロングランを可能とし、洗浄性に優れ、研磨回数の減少・長寿命化が得られるのが特長。帯電防止性能(表面抵抗値810~910Ω)が半永久的に持続、反発弾性と強度・耐久性に優れ、傷が入りにくく、エッジ摩耗を抑え、紫外線やオゾンによる表面クラックや、ひび割れが起きないなどから、認知度も高まり、市場での評価も高く販売も順調に推移しているという。

 

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