取材メモ 「着眼大局 着手小局」の経営

2013年04月15日

ゴムタイムス社

「着眼大局、着手小局」―これは谷社長からバトンを受け、4月1日付でバンドー化学の社長に就任した吉井満隆氏の座右の銘。
 吉井新社長は、新たにスタートする新中期経営計画で、リーダーとして立案に参画し、長期ビジョンに沿った将来像をベースに環境変化の予測も盛り込み、計画を策定した。
 物事を全体的に大きく捉えること。また、広く物事を見て、その要点や本質を見抜くことが「着眼大局」。一方、細かなところに目を配り、それから具体的な行動に落とし込み実践していくことが「着手小局」と言われる。
 今後の事業方針について、吉井新社長は「ベルト製品が売上高の8割を占め、重要な事業であるが、技術開発を加速させ、グローバル展開で収益性を高めていきたい。一方で、ベルト事業に次ぐ、柱となる事業の育成が今後10年での課題」と語る。
 課題発見と具体的な行動―これも「着眼大局、着手小局」を実践するものだ。

 

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