【再生ゴム特集】日本タイヤリサイクル協同組合 全国規模の組織化を積極推進

2013年03月19日

ゴムタイムス社

全国規模の組織化を積極推進 資源循環型社会形成に貢献

北海道で3社が新期加入

 排出事業者及び有効利用者等との協調をはかりながら廃タイヤの適正処理とリサイクル活動を推進している日本タイヤリサイクル協同組合。鳥海重利理事長(㈱トリウミ社長)に組合運営及び活動状況を聞いた。

 ◇事業活動について。
 鳥海理事長 私どもの使命は、地球環境の保全、並びに資源循環型社会形成の一翼を担うことであり、この使命を果たす為に、廃タイヤを適正な価格で適正に処理することを行動基準としております。
 適正な処理は、言うまでもなく法令順守であり、適正な価格は、適正処理を継続的に行う費用を賄い、なおかつステークホルダーの方々に満足頂く価格を提供することであります。
 具体的には廃タイヤリサイクルの技術開発及び新規処理先の開拓、組合員が廃タイヤより製造したゴムチップ等の原燃料としての共同販売、組合員が使用する機械、備品、燃料、消耗品等の共同購買、組合員の事業に関する経営及び技術の改善向上または組合事業に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行っております。

 ◇北海道地区では新たに3社「(株)三光産業・日本公防(株)・(株)共栄燃産」が組合に加入しましたが。
 鳥海理事長 廃タイヤの適正処理とリサイクル活動を推進していくうえでは、全国的規模での組合の組織拡大が必要であり、北海道地区の大手3社に私どもからお声かけを致しました。これにより当組合会員数は合計23社となりました。全国的なパイの広がりにより、行政サイド、タイヤ業界、利用先との意見交換、折衝面での安定化が図られるほか、全国各地区のリサイクル状況や技術情報の共有化にもつながります。組合員の新規加入については、西日本での当組合への加入呼びかけを今後も積極的に行っていきたいと思います。

 

 

鳥海重利理事長

鳥海重利理事長

全文:約1275文字

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