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ランクセス 「ヨーロッパ・コーティングショー2013」に出展

2013年02月22日

ゴムタイムス社


 ランクセスは、2013年3月19日から21日にかけて、ドイツ・ニュルンベルグで開催される「ヨーロッパ・コーティングショー2013」に、「顔料と保護剤」をテーマに塗料とコーティング産業向けの製品を出展すると発表した。
 展示には、耐光性、耐候性、耐薬品性を備えた「バイフェロックス(Bayferrox)」および「カラーサーム(Colortherm)」製品群の高性能顔料、有機/無機加工顔料の「レバニル(Levanyl)」と「レバノックス(Levanox)」、バイオサイド製品「プリベントール(Preventol)」の広範囲なポートフォリオなどが含まれるという。また、リン系ハロゲンフリー難燃剤である「レバガード(Levagard)」と「ディスフラモール(Disflamoll)」、膨張発泡体の「バイフォモックス(Bayfomox)」も紹介を予定している。
 同社は、中国東海岸の寧波地区に赤色酸化鉄顔料を製造する最先端の新プラントを建設し、無機顔料のグローバル製造ネットワークを拡大する。
 最新の環境基準に準拠したこのプラントは、初期の年間製造能力が2万5000トンで、150人の新規雇用を創出する。2013年度第2四半期に着工し、2015年度第1四半期に稼働開始の予定。同社は、同プロジェクトに総額約5500万ユーロの投資を見込んでいる。
 同社AG経営委員会メンバーのレニェー・ファン・レッセル氏は、「同社は、この新プラントと、広範囲にわたるドイツの先進技術に基づく革新的な製品で、顧客の成長目標の達成に貢献する。さらに、この投資プロジェクトは、メガトレンドである都市化に対応する革新的製品の主要サプライヤーとしての、同社のポジションを明白に示すものだ」と述べている。
 拡大する都市化は、持続的に製造可能な高品質顔料の世界的な需要増加の原動力となっている。同社は、改良され持続可能性に優れたペニマン法を使用するこの新プラントで、高品質の赤色酸化鉄顔料を製造する。無機顔料ビジネスユニットの責任者 ヨーク・ヘルヴィッグ氏は、「革新的な製造工程により、同社は特に水処理、排ガス浄化、エネルギー消費の分野での酸化鉄顔料の製造レベルを国際的に引き上げている。この新プラントが、ドイツ、中国、ブラジルの既存プラントのグローバル製造ネットワークをさらに強化する」と述べている。
 同社は、定評ある「バイフェロックス」のブランド名で、黄味赤色酸化顔料をグローバル市場に展開する。主要な顧客は、塗料およびコーティング産業をはじめ、建設業界やプラスチック産業だ。
 機能性化学品ビジネスユニットは、「ヨーロッパ・コーティングショー」において、高性能の有機/無機加工顔料である「レバニル」および「レバノックス」を中心に出展する。同製品は、優れた耐光性と耐候性を備え、鮮やかで混じり気のない色調を実現する。
 同ビジネスユニットの特殊着色剤の責任者Patrik Brodhag氏は「屋外の使用に適した製品の需要が増加している。同時に、環境安全への関心がかつてないほど高まっている。水性の「レバニル」と「レバノックス」の差別化された性能は、顧客のニーズをサポートする重要な役割を果たすことができる」としている。
 また、同ビジネスユニットは最先端の多機能なリン系ハロゲンフリー難燃剤「レバガード」と「ディスフラモール」も展示。これらの透明な難燃剤の性能によって、VOC(揮発性有機化合物)フリー溶剤、粘性抑制剤、分散剤や湿潤剤または消泡剤として、塗料やコーティングへの幅広い使用が可能だ。さらに、これらの液状製品に粉末状の難燃剤「ユニプレックス(Uniplex)FRX 44―94」を混合すると、難燃剤の総量を低減することができる。
 物質保護剤ビジネスユニットは、同コーティングショーにおいて、水性の木材用塗料、エマルジョン塗料、ラッカー、漆喰ほかに使用される製剤など、同分野の様々な用途に向けたバイオサイド原体やバイオサイド製剤を出展する。
 最近、同ビジネスユニットでは、塗料分野用の防藻剤向けに新しい製剤方法を採用した。新しい方法は、防藻製剤において優れた効果を実現している。
 新製剤では、降雨による塗膜からの活性成分の溶出が、従来型の防藻剤比で50%以上低減している。塗膜からの溶出性を改善することにより、ファサード(建物の外観)コーティングの寿命を延長する、あるいは必要とされる活性成分の量を低減することができる。
 同ビジネスユニットの法規制関連部門責任者、フランク・ザウアー博士は、2013年3月19日、午前11時30分より開催されるヨーロッパコーティング会議において、同社が提供する最新のバイオサイド製品に関する講演(約30分間)を行い、この話題について取り上げる。タイトルは、「不可能への挑戦:バイオサイド製品の全ての可能性を必要な場所に―環境に優しい作用」。
 同社は、世界31ヵ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカー。2011年の総売上は88億ユーロ、全世界の従業員数は約17100人、世界中に48の拠点を展開する。主な事業は、プラスチック、合成ゴム、中間体、特殊化学品の開発、製造とマーケティング。同社は、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールド・インデックス(DJSI World)」および「FTSE4Good」の構成銘柄である。また、温室効果ガス排出量に関して優れた情報開示を行っている企業として「カーボン・ディスクロージャー・リーダーシップ・インデックス(CDLI)」に評価された。