【合成ゴム特集】旭化成ケミカルズ シンガポール工場 前倒しで稼働へ

2013年02月20日

ゴムタイムス社


S-SBR 国内両工場でフル生産続く

旭化成ケミカルズ

 旭化成ケミカルズはシンガポールで建設を進めていた省燃費型高性能タイヤ用S―SBR製造プラント(第1系列年産5万トン)の設備が完成し、試運転を開始した。計画では2013年5月の操業開始を目指しているが、内外の旺盛な需要に対応すべく早期立ち上げを目指す。また顧客ニーズに応えた供給体制の拡充を図るべく、第1系列の隣接地に年産5万トンの第2系列を建設することを決定、2015年1月の稼動を計画している。
 同社のS―SBRの国内生産能力(BRと併産)は川崎工場で10万5千トン/年、大分工場が3万5千トン/年、合計14万トン/年能力であり、シンガポール工場(年産10万トン)を含めると省燃費型高性能タイヤ用S―SBRの年産能力は24万トンとなり、世界No.1の地位を確立することになる。
 同社が展開する連続重合タイプのポリマーは、高性能シリカタイヤ用末端変性S―SBR。高い安全性(優れた制動性、操縦安定性)と省燃費性のバランスをより高次元で実現するシリカ配合の高性能タイヤ向け。タイヤ性能評価によるラベリングに対応、シリカ配合タイヤ向け「MVポリマー」の機能性(省燃費、グリップ力の向上)を高めたEシリーズ、省燃費を重視したYシリーズなどの変性効果をさらに高めた新規グレードの開発も積極的に進めている。

 

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