【合成ゴム特集】電気化学工業 青海工場の生産能力増強へ

2013年02月20日

ゴムタイムス社

CRラテックスの需要拡大で 電力料金の値上がりに苦慮

電気化学工業

 昨年、合成ゴムCR「クロロプレン」事業開始以来、50周年を迎えた電気化学工業は年産10万トンプラントの青海工場設備について、1年遅れとな るが2013年度中にデボトルネッキングによる5~7%の能力増強を実施する。接着剤、建築資材、医療用途でのラテックス類の新グレード製品の需要が活発でラテックス類の能力増強を図る。
 また、同社では新技術製品の開発にも注力、他社にない動的発熱を抑え、耐久性が向上した産業用、2輪用伝動 ベルト向けの低発熱性の新グレードを開発しており、Vベルトでの採用が本格化している。国内販売は自動車用、建機向けがが落ち込んだもののゴム板、接着 剤、ケーブルなどの一般産業向けが堅調に推移している。

 販売の8割以上を占める欧州、中国ほかアジアでの輸出市場の需要は中国景気の停滞、欧州 金融不安から低迷しているが、足元、中国市場では昨年末の在庫調整も済み、旧正月前から工業用、自動車用、接着剤などの購買意欲が少しずつ出てきており、 需要回復の兆しがみえるという。
 同社では中国市場での需要拡大を図るため、「電化新材料研発(蘇州)有限公司」を中国江蘇省蘇州市に設立し、 中国の市場が求める性能、品質、コストを踏まえた将来性のある商品開発を行い、ワイパー、防振ゴムなどの自動車部品をはじめとした用途展開を積極的に進め ている。

 

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