東洋ゴム タイヤ技術センターで太陽光発電

2013年02月07日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は7日、「タイヤ技術センター」(兵庫県伊丹市)に太陽光発電システムを導入し、事業所内向けの電力供給を開始したと発表した。 
 東日本大震災以降、安定的な電力確保と節電への協力が社会的課題となる中、太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーの活用が注目されている。タイヤ技術センターでは、さまざまな工夫により、2011年夏季・冬季、2012年夏季ともに、2010年度比で20%超となる節電を実現している。
 同社は、電力の大口需要家としての社会的責任を背景に、また、BCP(事業継続計画)として有効であるとの考えから、今回、太陽光発電システム(三菱電機社製)を導入した。
 敷地内には、2001年12月の建屋竣工時より独立電源のソーラー電灯を6台導入しているが、今回は環境意識向上のため、1階のエントランススペースに、太陽光発電による発電電力量や石油換算量もわかる液晶ディスプレイを設置し、従業員をはじめ来社した顧客にも自然エネルギー利用の見える化を図り、節電意識を啓発していく。太陽光発電システムの総出力は約50kW。パネル総数は196枚。

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