フコク物産が新年賀詞交歓会を開催

2013年01月28日

ゴムタイムス社

 フコク物産の新年賀詞交歓会が19日、午後5時から東京・高輪の品川プリンスホテルで開催され、取引先、商業者代表ら約150名が出席し盛大に行われた。

 冒頭、あいさつに立った木部清敬社長は「政権交代で超円高も株安も一部是正され、少しずつ明るい兆しが見え始めているが、新政権に日本がもう一度国力を取り戻す施策を実施してもらいたい。昨年、弊社は『変えよう、意識。変えよう、行動』というテーマで進めてきた。昨年の前半は増収増益で自動車が好調だったが、後半は日中問題、各企業が超円高の中で展開した海外進出、空洞化、車の小型化等6重苦であった。また自動車関連は10~11月以降、苦しい立場になり、情報機器関連も新しい機器の受注はあるものの、売上のメインは海外になっている。その状況下、生きる道を求めて情報機器のなかで加飾ビジネスも挑戦している。また産業関連は建材関係は比較的好調だった。その他の建機関係は前半は復興需要で良かったが、中国の停滞、それに伴う資源国での減産調整があり、後半は厳しい環境となった。新年は厳しい受注環境になるだろう。最近では、東海ゴム工業様が発表した体圧検知センサ「SRソフトビジョン」を全面的に協力して専門部門を立ち上げて活動をしている。また物流事業は国内の空洞化に影響承け、扱う仕事が海外を占めている。しかし09年に小牧、10年に山形、11年に九州、12年に埼玉に物流センター等を増設して、開発型の物流を目指していく。
 今年は昨年の『変えよう、意識。変えよう、行動』から『上げよう、スピード。上げよう、成果』というテーマを掲げて、お客様の変化にすぐに対応できるように、スピードを上げ、そして成果を上げていきたい。今年は5月に新社屋が完成する予定になっている」と今年の抱負を述べた。
 同日、同社の静岡フコク㈱が製造・販売しているiPhone4SとiPhone5用のスマートフォンケースをピーアールした。

あいさつする木部社長

 

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