日本自動車タイヤ協会 新年賀詞交換会開く

2013年01月21日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会は1月18日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで新年賀詞交換会を開いた。
 冒頭、津谷正明会長は「国内景気はアベノミクスによる成長戦略が期待されているが、政府には強い日本の再生を目指していただきたい。海外は欧州、米国、中国など不透明な状況が続いている。近年、タイヤ業界は為替と天然ゴムの高騰に悩まされている。為替は多少円高が解消されたが、その動きが定着してもらいたい。天然ゴムについては昨年に低位安定が実現したが、各国政府の金融政策による投機的な動きよってはまた相場が乱れる恐れがある。そのような中、タイヤの生産国と消費国が国際的に対話する団体IRSGにおいて、懸命な努力が続いている。現在、JATMAは安全と環境を軸に動いている。安全面では空気圧およびスノータイヤの啓発をさらに進めていく。環境面では、世界でも初めての例となるタイヤラベリング制度を導入し、日本国内においてかなり定着した。これからは世界各国にも浸透していくだろう。廃タイヤの問題は、皆様のご協力のおかげで解決しつつある。廃タイヤを完璧に無くすまで頑張っていく。JATMAが担う責任はますます大きく、業界や社会に貢献すべく活動していきたいので、皆様のご協力をお願い申し上げる」とあいさつした。
 続いて、経済産業省の渡邊宏大臣官房審議官が来賓あいさつを行い、野地彦旬副会長が「今年は巳年だが、8時45分になると着物を脱ぐ遠山の金さんのように、われわれも脱皮できる一年であることを願う」とあいさつし、乾杯の発声を行った。

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