2013年 タイヤ・ベルト・ホースの需要動向を占う

2013年01月15日

ゴムタイムス社

 ゴムベルト

 コンベヤ輸出 初の1万㌧台を予測 
     伝動ベルト 需要構造変化で内需減少

 2012年のベルト業界を取巻く環境は昨年後半より益々厳しくなり、、期待された復興需要は、ガレキ処理が一段落ついた後は、次のインフラ関係の需要が規制等で思ったように振るわず、建設機械、工作機械、鉄鋼・セメント等各業態の内需喚起には結び付かなかった。自動車向けもエコカー補助金の終了で停滞気味となり、また、欧州金融危機に影響された設備投資の減少により各種製造装置向け需要が低迷した。この結果、2012年のゴムベルトの生産量実績見込みは3万516トン(前年比99%)となり、内需は1万8972トン(同88%)、輸出は1万1544トン(同124%)と輸出が伸長した。旺盛な資源国向けの輸出需要に支えられ、2年連続して3万トンの大台に乗る見通しだが、内需の不振により全体では前年比較で微減となる見込み。