東海ゴム工業 中国の自動車部品開発拠点で開所式

2013年01月11日

ゴムタイムス社

 東海ゴム工業は、中国浙江省嘉興市に自動車用ゴム・樹脂製品の開発子会社である東海橡塑技術中心(中国)有限公司(TRTC)を設立し、開所式を行った。

 自動車市場の拡大が続く中国において、同社は既存の日系メーカーに加えて新たに現地メーカーへの製品供給を加速させる方針を打ち出している。そこで、現地ニーズを適切なタイミングで製品化する態勢を整えるため、2011年7月に中国の開発子会社を設立し、2012年2月より建設工事を進めてきた。

 開所式典には、嘉興市の人民政府や現地開発区幹部など約120名が出席。西村社長は「東海ゴムが蓄積してきた技術ノウハウの効果を発揮させ、中国市場に製品設計や開発および関連サービスを提供したい」と述べ、中国での開発拠点設立の意義を強調した。
 TRTCは、日本(小牧)、米国、タイに続く4カ所目の開発拠点となる。さらに、欧州ポーランドの子会社にも開発機能を置くことを決めており、世界5極での開発態勢が整う。資本金約6億5000万年、総投資額約9億4000万円。代表者は渡辺満董事長(東海ゴム工業株式会社取締役専務執行役員)。

<TRTC の概要>

所 在 地:中国浙江省嘉興市 嘉興経済技術開発区 百公橋路 151 号

事業内容:自動車用ゴム・樹脂製品の開発・拡販活動

資 本 金:50 百万人民元(約 650 百万円)

出資比率:東海ゴム工業株式会社 100%

代 表 者:董事長 渡辺満(東海ゴム工業株式会社 取締役専務執行役員)

従業員数:35 名(2015 年度見込み)

工場面積:敷地 5,860 ㎡、建屋 2,250 ㎡(延床面積 6,200 ㎡)
設 立:2011 年 7 月
総投資額:72 百万人民元(約 940 百万円)

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