13年のタイヤ需要見通し 新車、市販用とも減少

2013年01月14日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会は昨年末、2013年の自動車タイヤ国内需要見通しをまとめ、その内容を発表した。(本紙既報)
 新車用タイヤは12年実績見込み比93%の4335万4000本、市販用は特殊車両および2輪車用を含めた合計の国内需要(メーカー出荷需要)が12年実績見込み比95%の1億1438万2000本と予想した。 
 新車用タイヤは、12年は前年の震災による落ち込みからの回復に加え、エコカー補助金制度もあり、4輪車用計で前年比116%と大幅な増加が見込まれた。13年は国内新車販売がエコカー補助金終了により減少すると見込み、4輪車用計で同93%と予想。
 市販用タイヤの販社販売需要動向は、12年の夏用タイヤは震災による一時的な需要増からの反動により、四輪車用計で前年比99%と見込まれた。乗用車用は同97%の3349万本、トラック・バス用は同91%の272万8000本を見込んでいる。13年は過年度からの傾向を基にして、4輪車用計で同98%の予想となった。
 冬用タイヤについては、12年は国内新車販売の増加と早めの降雪により、4輪車用計で同103%とわずかながら増加の見込み。乗用車用は同104%の1655万9000本、トラック・バス用は同96%の189万6000本を見込んだ。
 13年は、国内新車販売が減少するので、四輪車用計で同90%と大きく減少すると予測した。
 なお、13年のタイヤの輸出は、合計で5905万7000本、前年比118%、タイヤ輸入は2734万本、同101%を予想している。
 自動車タイヤの輸出入動向については、輸出は12年実績見込みが合計で4994万2000本、前年比は79%の見込み。欧州をはじめ米州、アジア・大洋州、中近東・アフリカと全ての仕向地が前年実績を割り込む。

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