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企業特集 小澤物産㈱ 代表取締役社長 小澤一彦氏に聞く

2011年06月27日

ゴムタイムス社

代表取締役社長 小澤一彦氏

本年8月に創業75周年を迎える小澤物産㈱。社長就任2年目を迎え、事業活動を通して社会に貢献、「お取引頂いている方々や社員の幸福を実現することを経営理念」とし、新たな事業改革に乗り出した小澤一彦社長に同社の今後の事業戦略について聞いた。 小澤物産は昭和11年(1936年)の創業。食用油の卸売業として、創業者・故小澤直平氏が東京都品川区に店を開いたのがはじまり。昭和23年㈱小澤商店 に組織変更し、戦後のエネルギー産業の発展と共に躍進を続け、昭和45年、小澤物産㈱に社名を改称した
。三菱石油㈱の特約店として石油製品を扱い、日本の 高度成長期、第一次・第二次オイルショック、バブル経済の崩壊などの大きな変事に際しても多くの顧客・取引先に支えられ創業75年の歴史を刻んできた。そ の間、ごま油のかどや製油㈱、石油製品の㈱ENEOSフロンティア等が分離独立し現在に至っている。 OZCカップリングトップブランドに 現在の事業部は機械事業部、車両販売部、保険部、物流部から構成され、主力の機械事業部は1965年より流体搬送機器の輸入販売からスタート。ホース脱着 の省力機器として”カムレバー式カップリング”を主力商品として販売。自社ブランド「OZCレバーカップリング」の国内生産を1981年に開始し、商品開 発や品質改良にも力を入れ、 業界のトップブランドに成長している。 また、機械事業部では工業用ホースを取り扱っており、化学産業、石油、機械、飲料等の設備用ホースとして、またオイル、ケミカルの荷役用ホースとして高い評価を得ている。 車両販売部では中古車販売「ガリバー」の加盟店として、関東地区に3店を展開して、中古車の買取、販売、新車の販売を行っている。 保険部では生命保険・損害保険に対して、複数の保険会社商品(サービス)を乗合代理店として取り扱っており、今後は法人向けの拡大をより一層図っていく方針。 物流部ではゴマ油のかどや製油の商品の運搬、物流コントロールを手がけており、「関係会社以外のお客様へ」の展開を図っていく計画。 3月期決算増収増益に 同社の2011年3月期業績は売上高が47億7400万円、前期比105・4%、経常利益も同じく前期比120・9%の増収増益決算となった。「OZCレ バーカップリング」の販売好調で機械事業部の売上高増に加え、保険部の収益増が寄与した。売上高構成比は機械事業部40%、車両販売部40%、物流部 15%、保険部5%となっている。創業75周年を迎える本年度は売上高50億円台の回復を計画しているが、足元も計画通りに4月、5月と順調に推移してい るという。 同社ではさらなる事業拡大を図るため、各事業部門を横断的に相互の連携が図れるよう「総合企画室」を新設。既存事業の周辺商品から新規事業のニーズを発掘 し、「機械事業部では新しい商材、内製化、仕入れ商品の拡大を図り事業領域を増やしていく」(小澤社長)。その一環としてこのほど「OZCレバーカップリ ング」の新製品であるポリプロピレン製のWロックレバーカップリングの本格販売を開始した。 レバーカップリングはこれまで国内販売が中心であったが、タイを主軸に昨年から海外販売を加速させており、ベトナム、インドネシア、マレーシアなどアセアン全域に販売網を広げていく方針。 「複数の事業部門を持ち、社員も若く、新しいことにチャレンジしていくメンバーが揃っている。いかにより高度な技術・サービスが提供できるかが課題」であ り、「中・長期ビジョンとして10年後には売上高100億円、経常利益10億円を目指し、M&Aも視野に入れ新しい事業領域を拡大していく」と力強く事業 戦略を語った。 《小澤一彦社長の略歴》 昭和44年3月6日生れ42歳。東京都出身。平成4年3月日本大学農獣医学部卒、同年4月さくら銀行(現三井住友銀行)入行、同 11年7月小澤物産㈱に入社、同19年6月執行役員、20年6月取締役、22年6月社長に就任。社長就任時の抱負は「大きな夢を持ってこの会社に入ってき ました。既存事業の拡大と新規事業で事業を倍に伸ばし、社員が明るく、楽しく、元気良く、ワクワクする会社としたい」。家族は妻、子供3人。社長就任時、 「関係会社に遠い親戚にあたる同姓同名の方がいた為」名前を和彦から一彦に改名し心機一転。銀行時代は法人融資業務に従事し、多くの経営者と出会い経営学 を学ぶ。休日は子供のサッカー応援。

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