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東海ゴム インドで建機向け高圧ゴムホースを一貫生産

2012年12月17日

ゴムタイムス社


 東海ゴム工業㈱(西村義明社長)は、12月17日、インドの大手ホースメーカー、Imperial Auto Industries Limited(以下、IAI社)との間で、建設機械向け高圧ゴムホースの合弁事業を開始すると発表した。

 高圧ゴムホースの生産から組み立てまでを一貫してインドで行うのは、日系企業では初めて。経済成長が続くインドでは、道路や港湾、電力などのインフラ整備が急速に進んでおり、土木・建設工事に必要な建設機械の需要が増大している。日系建機メーカーは、市場拡大をにらんでインドでの生産体制を増強させており、部材の現地供給の要請を強めている。同社は、こうした動きに対応するため、油圧ショベルなど建機向け高圧ゴムホースについて、現地メーカーと合弁事業を開始することを決定した。 
 合弁事業を行う会社は、同社が2011年9月に設立した合弁準備会社に2013年2月までに追加出資するとともに、IAI社が資本参加する。 合弁会社は、インド北西部の首都デリー近郊にあるニムラナ工業団地(ラジャスタン州)にホース生産工場を新設するほか、南部のバンガロール(カルナタカ州)と北東部のカラグプール(西ベンガル州)に製品の組み立て拠点を設置する。

  これにより、インド全土に点在する建機メーカーの生産拠点への迅速な製品供給を可能にするほか、組み立て工程を含めた現地一貫生産体制を構築することで、迅速で安定した製品供給など顧客満足度向上につなげる狙い。 
 今回の合弁により、同社の産業用ホース事業の海外拠点は、2004年設立の中国、2013年稼働開始予定のロシアに続く3カ所目。同社は、インドに自動車用品の拠点を所有しており、北西部のハリアナ州にホース、南部カルナタカ州に防振ゴムの拠点がある。さらに、北西部デリー近郊のラジャスタン州でも2013年11月に防振ゴムの新工場が稼働開始予定。今後は、自動車以外の事業についても、インド市場への参入を積極的に進めていく方針。