西部ゴム商組 ベルト商工懇談会を開催

2012年12月03日

ゴムタイムス社

西部ゴム商組(祖父江一郎理事長)は11月27日、大阪市北区の中央電気倶楽部でベルト商工懇談会を開催した。メーカー側からバンドー化学㈱、三ツ星ベルト㈱、ニッタ㈱、フォルボ・ジークリング・ジャパン㈱、㈱タイヨウの代表者らが出席、商業者側の代表、事務局を含め、総勢19名が出席した。
 清水俊文事業委員長(㈱清水商会)の司会進行で始まり、主催者を代表して祖父江一郎理事長(さつき㈱社長)が「業界の需要減退が影響を受け、厳しい状況だと思いますが、意見交換を行い、有意義な会合にしたい」などとあいさつ、出席者の自己紹介後に懇談会に移った。
 メーカー側を代表して、バンドー化学の玉垣嘉久常務執行役員東京支店支店長がベルト業界の生産・販売状況を説明した。同氏はスライドを用いながら日経産業天気インデックスや2012年10ー12月業界天気図を解説し「輸出の伸び悩みによる製造業の不振、ヨーロッパの経済危機による中国経済の減速、尖閣問題に端を発した日本製品のボイコットが影響し、2011年3月の震災復興需要で2012年上向きつつあった経済を減速させている。また2012年第2四半期決算は自動車の回復で上場企業23社中18社が増収、14社が営業利益増益となっている。しかし、先行きの市況は厳しく、上期決算でも素材産業を中心に通期業績予想の下方修正が続いている」などと説明した。
 このあと、商業者側からベルトエンドレスに関する問題や価格体系、今後の需要動向、伝動ベルトの需要見通しなど、質問や意見・要望などが投げかけられ、メーカー側も善処、改善を続けていくことを確認し、懇談会は終了した。

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