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住友化学 中国長春市に自動車向け PPコンパウンド合弁設立

2011年08月22日

ゴムタイムス社


 住友化学は18日、中国・吉林省長春市の樹脂コンパウンド事業会社、吉林省新東泰工程塑料有限責任公司(新東泰)と合弁で、自動車向けポリプロピレン(PP)コンパウンドの製造・販売を行う会社を8月12日に設立したと発表した。
 新合弁会社は長春市近郊にPPコンパウンド製造工場を新設する。
 PPコンパウンドは、PPに合成ゴムや無機フィラーなどの素材を混練し、耐衝撃性や剛性などを向上させた高機能材料で、自動車のバンパーや内装材として使用。自動車の生産台数が増加するとともに、自動車の軽量化のため1台あたりの使用量も増加していることから、年々需要が伸長している。

 住友化学は、グローバルに事業を展開する自動車メーカーのニーズに応えるため、かねてよりPPコンパウンド事業のグローバル展開を積極的に進めており、中国華南地区を皮切りに欧州、北米、タイ、サウジアラビアに事業拠点を設立し、拡大を図ってきた。

 経済的な発展とともに世界最大の自動車市場となった中国に、2005年広東省珠海市に珠海住化複合塑料有限公司を設立し、主に華南地区の需要に応えてきた。また、華北地区への供給体制の拡充・整備のため、遼寧省大連市に新会社を設立することを決定し、日系自動車メーカー向けを中心としたPPコンパウンド事業の一層の強化に取り組んでいる。
 パートナーの新東泰は、PPをはじめとする樹脂コンパウンド製品を、主に中国の大手国有自動車メーカーである中国第一汽車集団公司に供給している。新合弁会社は、新東泰が持つ中国現地自動車メーカーへの供給実績と、同社の技術力のシナジーによって、需要家のニーズに応えていく。

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